大企業の人事部長として気苦労が絶えず、家庭内でもさまざまな問題に頭を悩ませている神崎昭夫(大泉洋)は、不意に母・福江(吉永小百合)が暮らす東京の下町の実家を訪ねる。久々に会った母の様子は以前と違っており、地味だったはずの母は華やかないでたちで生き生きと活動し、さらに恋愛までしているようだった。実家にも自分の居場所がなく複雑な思いを抱く昭夫だったが、親切な下町の住民や母の意外な一面を知る中で、これまで見失っていたことに気付かされる。
シネマトゥデイより
寅さんでお馴染みの山田洋次監督の最新作をピカデリー新宿にて鑑賞しました。現代の東京下町を舞台に、母親と息子、彼らを取り巻く人々が織り成す人間模様を描いているヒューマン作品です。
いまの若い人たちにはちょい古いかな〜という設定でしたが、アラフィフの僕にはなかなかに刺さりました。大泉洋演じる主人公の神崎は大企業の人事部長をしていて一見は申し訳ない生活をしているように見てますが、実は悩みだらけなんですね…こういう人って案外多いかなと思います。
あと母親役の吉永小百合が住んでいる下町が実にいいんですよね。皆んなで助け合って生きている…かつお母さんが若返っている!こうあって欲しいなという姿がそこには描かれています。そして家を飛び出した孫と楽しく暮らす姿…まさしく山田洋次監督が描きたかった姿なのかもしれません。
下町の光景は寅さんを思い出す雰囲気もあったりと僕は楽しめました。
この作品ですが個人的総評は星4つ。
★★★★☆
アラフィフ以上の人には何だか刺さる作品かと思います。孫役の永野芽郁が可愛かったです😊

