本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島・イニシェリン島。島民全員が知り合いである平和な島で、パードリック(コリン・ファレル)は長年の友人であるはずのコルム(ブレンダン・グリーソン)から突然絶縁されてしまう。理由も分からず動揺を隠せないパードリックは、妹のシボーンや隣人ドミニクの助けも借りて何とかしようとするも、コルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と言い渡される。やがて島には、死を知らせると伝承される精霊が降り立つ。
シネマトゥデイより
かねてより鑑賞したかった本作をボストンからの帰りの便で鑑賞しました。機内での鑑賞は携帯もいじれないし集中できてよいですね。
さて、本作ですが1920年代にアイルランドの小さな孤島で起こった親友同士の絶縁騒動を描いています。ヒューマンであり、何だかミステリーの要素もある作品です。
期待しましたが…う〜ん、僕にはあまり響きませんでしたません。ただの親父同士のケンカですよね。長年の友人コルムから突然に絶縁宣言されて、慌てふためくパードリックの狼狽ぶりが描かれる訳ですが、作中、ずっと何故コルムはこんなことをしたのかを考えて見ていました。閉鎖的な孤島での出来事というのもポイントですかね。
ただ、僕にはこれだけ…眠くもならないし、集中して見れたのですが、何だか感銘を受けたり、特にとても面白いということもありませんでした。
この絶縁宣言というか無視ですが、僕も過去に一度だけ経験があります。昨日まで笑って一緒に酒を飲んでいた友人が、翌日から急に話をしてくれなくなったのです。これは焦りますよね。何か傷付ける事を言ったかな?何か不幸でもあったかな?色々と考え、仕事も手に付かなかった事を思い出しました。結局は時間が解決して、1ヶ月後くらいには、いつもの関係に戻ったのですが…理由は聞けず終い。
パードリックもこんな気持ちだったんですかね。孤島でパードリックやコルムと暮らすロバやワンコなどの動物たちが実に愛くるしくよかったです。
この作品ですが個人的総評は星3つ。
★★★☆☆
可もなく不可もなくといった感じですが、もう一度見ると違うのかな〜😅


