- ロラン・ド ブリュノフ, Laurent de Brunhoff, ふしみ みさを
- あいにいくよ、ボノム
『ぞうのババール』でおなじみのロラン・ド ブリュノフの傑作絵本。
ボノムとは、フランス語で小さな男の子という意味だそうです。
エミリという女の子は、家が、あかい やまの ふもとにあり、
いつも屋根から、望遠鏡で やまの てっぺんの
1本の木を眺めていました。
その木のよこには、いつも ひとりの男の子がいます。
なんだか おかしな男の子で、頭にひょろりと
長い とげが はえています。
エミリは、会いに行ってみることにしました。
エミリは、ボノムに会い、声をかけると、
突然、すごいスピードで走り出したり、
枯れ草の花束をくれたり。
不思議な生きもののボノムとエミリは友達になりました。
エミリの帰りが遅いのを心配した両親は、
市長さんに相談し、警官を呼び捜索しました。
エミリをみつけ、ボノムを網で捕まえて、
動物園に入れられてしまいました。
エミリは市長さんに、
オリから出してもらうように頼みました。
でも、ひとつ条件を出されて、
ボノムは、頭のとげに、栓をつけられました。
栓をして、エミリの家にやって来たボノム。
エミリの家で、一晩過ごし、次の日、
エミリが学校に行ってしまうと
ボノムは寂しくなって、
頭の栓を残し、いなくなってしまいました。
・・・・・・
ラストは、ホッとしました^^
あたたかいストーリーです!
うちの娘、「ボノム」と言えなくて、
「ボノモ、ボノモ!」と呼んでいました(笑)