BとLの妄想話です





あ ニノちゃんは小さい頃からの友達だよ


幼なじみって言うの?


小学校も中学校も高校も一緒なんだよね〜


でもね ニノちゃん頭いいから先生にもっと上の学校すすめられてたの


でも 断ったんだって


俺 先生相手にそんなこと言えないよ?


逆に俺はもっと下の学校行けって言われた


それには嫌だって言えた


バスケの強い学校に行きたかったから


んで なんでニノちゃんが上の学校狙わなかったかというと


「新しい人間関係がめんどくさい」だって





う〜ん 俺はニノちゃんと同じ高校に行けて嬉しいんだけど


勉強が苦手な俺からしたら羨ましいかな?


「俺はまーくんのほうが羨ましいよ?」


「え〜?どこが?どこ〜?」


「言わない」


「気になるよ〜!」


だって バスケしたくて入学した高校なのにバスケ部に入れなかったんだよ?


受験勉強だってニノちゃんが教えてくれなかったら落ちてたし


そんな俺のどこが羨ましいの?


「まーくんは何も考えなくていいの」


むぅ…ニノちゃんのケチ〜





天然クラブが楽しいから高校生活も楽しくなってきた


クラスでもニノちゃん以外の人と話すようになったし


席替えで隣になった風間ぽん


向こうから話しかけてくれたからすんなりと話せるようになったんだ


逆の隣にはニノちゃんがいるし


うん バスケ部に入れなかったことも忘れるくらい楽しんでる♪


相変わらず勉強は苦手だけど〜


そんなある日 天然クラブに行ったら 誰もいなかった


その日はニノちゃんの誕生日で家族に祝ってもらうから帰っちゃった


プレゼントは登校のときに渡したんだ


俺も誘われたけどマンガの続きが気になるからって断ったの





去年までは一緒にお祝いしてたんだよ?


でも 高校生になってまで家族のお祝いごとにお邪魔するのはなんか違うなって思った


ニノちゃんもしつこく誘わなかったから俺は天然クラブに来た


いつもはニノちゃんと大野さんがいるから なんだか変な感じ…


畳が目に入って…俺は座布団を枕にして寝っ転がった


大野さんみたいに丸くなって


…畳の感触も座布団の枕もいい匂いがして 俺は眠ってしまった…


「智くん そろそろ起こさないと」


「でも 気持ちよさそうだし」


なんか…声が聞こえて目が覚めた


視界には櫻井さんと大野さんが映ってた…