BとLの妄想話です





翔さんと相葉さんとの撮影で視線を感じた


てか 二人に見られてる…


我慢して 我慢して 我慢して!


撮影が終わってすぐ聞いたら…


「松潤っておーちゃんと付き合ってたの? いつから?」


「は?」


「だって〜朝二人で車に乗ってきたし〜」


「いや それは たまたま…」


逆に相葉さんに聞かれて…言葉に詰まる


正直に話していいことなのか?


考え込んでしまった俺をなんて思ったのか 翔さんがとんでもない発言をした





「相葉くん?二人のプライベートに立ち入りすぎるのは良くないよ?」


おいおい 翔さん 勘違いしてるよね…


「そっか〜 松潤 ごめんね?」


いやいや 相葉さん どうして謝るの?


まるで 俺と大野さんが秘密の関係みたいになってない?


「ほら 早く交代しないと 急ごう?」


「あの! 翔さん!」


「松潤 今は仕事中だからね?」


それは やっぱり誤解しての注意だよね?


相葉さんを連れてスタジオを出ていく翔さん


次は 俺と大野さんのカット… 俺 普通にしてられるかな?





スタジオに入ってきた大野さんは俺を見て 昨日と同じ柔らかい笑顔を見せた


そして すぐに立ち位置につくとオーダーに応えてる


普段は猫背なのにシャンと背筋が伸びて颯爽とポーズを決めていく


ダンスや芝居のときもそうだけど人が変わるというか本当に同じ人なのかと思う


それくらい別人の姿を見せるから戸惑う


いつものほわほわした大野さんはどこ行ったんだよ?って…


「おーい 潤!おーちゃんに見惚れない!」


「すみません!」


見惚れてたのは確かだから頭を下げて謝った


「ボソッ 潤 笑って」


大野さんの注意で 顔がこわばってることに

気づいた でも…どうして?





やっぱカメラマンさんに大野さんに見惚れてたって指摘されたからだよな?


いや 実際そうだから謝ったんだけど


だったら どうして笑顔が消えたんだ?


仮にもアイドルだから笑顔なんてどんなときでも作れるのに…


大野さんに言われるまで気がつかなかった


まったく 俺はどうしちまったんだよ!


「潤?どうした?」


「へ?…ぅわあっ!」


きっ 急な大野さんのドアップに慌てた俺は

…イスから落っこちた


カッコ悪い…でも あんなに近くにいたのに気づかないなんて…俺 なんか変だ


楽屋でよかった いや 仕事中に考えごとはできないけど なんか俺 ため息が多くね?