今日は、最近の私が日々何をして過ごしているかについて書きたいと思います。


半年間の職業訓練


刑務所を出所すること1年、その間精神病院への入院や、膝の手術を経て、恐る恐るながらそろそろ社会復帰に向けて動きはじめよう、ということで、その第一歩としてまず私が取り組んだのは、ハローワークの職業訓練を受講することでした。


地元で幾つか提供されているなかでちょうど受けてみたいものがあり、申し込んでみたところぶじ受かることができたので、この半年はずっと職業訓練に通っていました。


平日午前中のみの授業は、フルタイムで働いていた頃と比べたらはるかに短い時間なわけですが、それでも最初の頃は新しい環境や人づき合いも相まってか、週末が近づくにつれて疲れでグッタリな自分がいました。


ひとつ、こんなに疲れを感じた要因として、私がより自分の状態に気づきやすくなったというのもあるのかもしれません。


これまでの私は、疲れを感じたり、プレッシャーを感じたりと、"弱い自分"をとことんひた隠しにしてきました。(今ではそれが弱いということでは消してないのはわかっているのですが、当時はそう思っていました)


自分でも感じなくて済むよう、それらの感覚は心の奥深くにしまい込んで、自分を麻痺させて感じないようにしていました。


それが気づかないうちに、アディクションとしてダダ漏れていたのです。


治療やミーティングを経て、やっと少しずつ自分の体や心の声を聞けるようになって来たのか、疲れやストレスにより敏感になったのかもしれません。


そのまま気づかず溜め込むとまたアディクションに近づいてしまうので、よい兆候といえるのかな。


とにかく半年間、月イチの精神科への通院以外は無遅刻、無欠席で通い抜きました!


その間、不安定になることもしばしありました。


でもその度にミーティングや治療者や家族に救われて、やり遂げられた私がいます。


3年越しの就活


さて、職訓もそろそろ終わりに近づいてきた頃、私にあらたなステージが待ち構えていました。


ザ・仕事復帰!


なんといっても最後に仕事を離れて3年が経つわけですから、大きな不安が伴います。


"とはいえ私はまだまだ治療優先だし、焦らずゆっくりやろう"


"ここまで頑張れたんだから、大丈夫"


幾ら自分を持ち上げてもなだめても、就活の進捗具合によって一喜一憂したり、頭のなかがジェットコースターさながらにテンパって視野が狭くなりがちな自分に何度も直面させられました。


実際この間一度、過食嘔吐で派手にスリップしてしまいました。職訓終了まであと2週間というタイミングでのことでした。


その後ミーティングで話させてもらったりしながら何とかたて直しましたが、そのときつくづく


"あー、まだ私は精神面でぐらつくこともあるし、とくに生活の変化には気をつけなきゃ"


と学びました。


直近で受けた一社は、暴れ出しそうな心を何とか静ませて面接に臨んだところ、思いのほか落ち着いて乗り越えることが出来ました。


結構感触はよかったのでもしかしたらこのまま採用になるかもしれない。


嬉しい反面不安が押し寄せています。


最後に万引きして、仕事やめて社会から離れて3年。長いようで短くて濃い3年。いま仕事復帰して、ホントに大丈夫なのかな私って怖さが伴っています。


いつまでもこの気持ちは拭えないんだろうし、いつかは社会に戻っていかなきゃいけない。わかってるけど足がすくんでしまいます。


家族や仲間、治療者に力をもらいながら、焦らずこの過程を噛み締めて進んでいきたいです。


今の私にはひとりじゃ到底乗り越えることができません。


周りの支えに感謝✨しつつ、今日も前に進みます。