金曜日、急遽夕方にCMナレーションのお仕事が入りました**


CMとしては1本だったのですが、
ナレーション部分、20歳くらいの女の子、そのお母さんと
3役を演らせていただきました。


声のお仕事はもしかすると
特徴のある人のみがする職業だと思われているかもしれませんが、
そんなことはないんです**


どんなお仕事も
いろんな役割りがあってこそ成り立っているのと同じように
声のお仕事も
いろんな声があってひとつの作品が出来上がっています**


声の質、というのも確かに大事なようですが
どちらかというと
クリアな発声、滑舌、器用さといったところの方が必要みたいです。
(書きながら、耳が痛い話しです…)


標準語、アクセントが正しくできない、
語尾の音や頭の音が、強くなる、弱くなる、長い、短い、
サ行やラ行など苦手な音がある、
鼻濁音、無声化ができない、
節のある喋りになってしまうなど、
この勉強をはじめた頃は教室の誰かが必ず注意を受けていることでした。


ひとりひとりにクセがあるのと同じように、
話し方にも個性があるようです**



何かの役を演じるとき、
声の高さだけではなく、話し方で役を作りこみます。


例えば、声のトーンが同じでも
抑揚を大きくつけると若い女の子、
語尾を落とせば少し年齢が上がり、
舌足らずに喋ると幼い感じに…というように
聞いている印象がだいぶ変わります。


高さやトーンは
クライアントさんの好みや、スタッフさんのイメージで決まるので
まず自分の中にしっかり像を作ることが大事だと思います**


もちろん、これはスタンダードなナレーションでも同じことがいえると思います。


もし喋りの幅を広げる練習をするとしたら、
上手な方のナレーションを隅々までしっかり聞いて
真似をするのが面白くて掴みやすいと思います。


ひとりで練習をするとどうしても
得意な原稿、好きな原稿ばかりになってしまって
自分の弱点に気付きにくいです。
(松田直子は漢字がなく、短いものばっかり読んでました…漢字苦手++)


そして、ぜひ録音してみてください**



なんだか
ながながと語ってしまいました**
声のお仕事にご興味がある方、何かのスピーチをしないといけなくなった方、

よろしければご参考程度に***