ニチジョウ-ノ-フウケイ

展示会ブースデザイン事務所のブログ|スーパーペンギン


テーマ:



年齢が上がるにつれて1年が早くなっていく気がします(笑)

2014年もあっという間に終わりですね。


今日は近くのファミレスに行ってコーヒーを飲みながら今年の振り返りをしてみました。


毎年この時期になるとその年の振り返りと次の年の目標を書いてみるのですが、さて、実際にそのようになったかというと・・なかなかそうはいきません(笑)


もちろん、実際にはその目標に向かっているのですが、自分が思い描いているようなスピードでは進まない、というところでしょうか。



さて、今年の振り返り。


一言で言えば今年は自分にとって「整ってきた年」なのだと感じています。


いろいろな意味で紆余曲折があったけれど、いろんなことが見え始め、整い始めた年。


それはその言葉通り「整い始めた」ところで、来年はそれがそれぞれ発展していき、実を結んで、しっかりとした核となり、来年以降自分、そして当社にとって盤石なものとなっていくだろう、というもの。



昨年以降、お陰様でお仕事としては、多くの問合せをいただき、多くのお客様にお会いすることができました。残念ながらお断りさせていただいたお客様もいらっしゃいますが、今年も良いブースをたくさん実現させることができたと感じています。


しかし、全ての仕事が自分の納得のいくものであったかと言うとそうではありません。

自分の中で反省するもの、失敗だと感じるものも多々ありました。

それはお客様の問題ではなく、自分自身、そして当社自身の問題でもあります。

つまりは組織のあり方の問題であり、当社が何を大切にしていくか、という問題。


いろいろな物件といろんな出来事を経て、お客様により良いものを提供するにはどうすればいいのか。

当社がお客様に与える価値はどんなものであるべきなのか。

そのためにはどうしていけばいいのか。

何が大切なのか。


それらを考えさせられる年でした。


何が最善で、何が自分らしく、何をしていかなければいけないのか。

多くの失敗と反省を経て、今年はそのあるべき姿が見えてきて、それを少しずつ形にすることができ始めた、という段階。


それが今年の成果だったのだと思います。



今年の後半、自分、そして当社として将来何を目指していくのか、何を目標としていくのか、VISIONのようなものを作成しました。


・・・将来の目標。


その目標に向けて、まずこの先10年をどう進めて行くのか、そのための前半5年はどうあるべきなのかを検討していきました。

その上で2年後までに何をしているべきなのか。

目標を細分化していきます。


それらを踏まえた時、来年の1年間は何を成し遂げていないといけないのだろう、という行動計画。


道ははっきりと見えてきました。


そのために、今やらなければいけないことは、それらを成し遂げるための内部環境づくりなのだと感じています。



「歩くべき道が見えていても、歩く自分自身とその環境が整っていなければ、本当にいいものは生まれないし、目標の実現も難しい」


そう思います。



個人レベルに落とし込むなら、


相手を喜ばせたり何かを教えようとする時に、自分自身の内面、状況が整っていなかったり、良くない状況であったなら、相手に対して本当にいいものを与えることは難しい。


そう思うのです。会社でも同じ。


お客様を良い方向に導こうとするのであれば、まず自分たちが人一倍輝いていないといけない。

そして、そのためにも、自分自身、そして当社のスタッフ、そしてそれだけでなくチームを組む協力業者さん含めて全員が、同じように輝いていなければいけないのだと思います。


自分自身のあり方。会社組織のあり方。協力業者さんへの接し方。

まず、これらをしっかりと盤石なものとしていかなければいけない。

そのために何ができるのか。



そのような意味で、今年は会社自体もですが、それと同じくらい自分自身もより成長するように動いてきました。


私自身を反省すると、どうも自分は他人に対して気を遣いすぎるところがあるらしく、それが時には良い方向に向かうのですが、同じくらい良くない方向にも向かってしまう。ようです。

自分を押し付けるのではなく、常に「他人に合わせよう」としてしまうから、自分自身を出せずにいること。

気を使うあまり、その人によかれと思ってしたことが、まったく真逆の誤解を生むこともしばしばあります。

本当はこうしたい、という思いがあるのに、どこかで気を使ってしまい、実際と異なることを話してしまったり。

時には自分自身を強引に出した方がよい場合もあるのだ、ということをいろいろなことから学びました。


他人がどう、というのではなく、自分が良いと思うもの、良くないと思うものを表現し、それを他人に押し付けるのではなく、自分なりに伝え、共感してもらうこと。

自分なりの「世界観」をしっかりと持ち、それを他人に感じてもらうこと。

なかなか説明が難しいところですが、そんなことを今年は考えていました。


それに関係してのことではありますが、

今年は「自分自身の世界観をはっきりとつくる」というテーマでいろいろと動きました。


1つには、自分が好きなこと。

自分が今何に興味を持っていてどうすることが好きなのか。

具体的には、やっぱり自分は文具や雑貨が好きだな、とか、散歩が好きだな、とかそんなレベル。


好きなことを好きだと認識すること。

それをしっかりと探究すること。


さりげない言葉だけど、これってとても大事なことなんだと思います。

その好きなことを、忙しいながらもより楽しもうと、ちょっとした時間を使って動くようにもしました。


そしてもう1つは、自分自身の外観や持ち物。

自分らしい服装ってなんだろう。他人から見た自分のイメージってどうなんだろう。

それらを考えつつ、服装や持ち物、そして髪型まで、多少ではありますが試行錯誤してみました。



このように、会社組織だけでなく、自分自身も今年は「整えて」きた年だったと思います。


来年。

来年はこの何となく先行きが見えてきた状況の中で、これらをより強固にし、核とし、自分、そして会社を発展させていくことが目標となってくると思います。



2015年の目標は後日として、2014年の今年も、多くの人と出会い、助けられました。


仕事上でお世話になったお客様。

仕事を手伝っていただいた協力会社の方々。

わがままな自分に付き合ってくれているスタッフ達。

助言をくれた仲間達。

頑固な自分に付き合ってくれている家族。

近くや遠くでさりげなく見てくれている友人達。


中には心配やご迷惑をお掛けしてしまった人もいます。


当社もそして自分も正直なところまだまだ発展途上です。

それでも、先はしっかりと見えていて、それに向かってゆっくりとでも確実に歩み続けています。

速度が遅かったり、寄り道したりかもしれませんが、それでも少しずつ登っていってます。

いつの日か、当社に関わった多くの方々に御恩返しができることを目指して、来年からもがんばっていきたいと思います。


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事  もっと見る >>

テーマ:

[ブースをデザインする上での4つの視点]

 

今回は、当社がブースをデザインする上で大切にしている、4つの視点についてご説明します。

 

ブースをデザインするにあてってはいくつかの切り口からその妥当性を検証する必要があります。

それが以下の4つ。

 

1.形状

 

2.サイン

3.陳列

4.照明

 

この4つはどれを軽視しても、集客が難しくなるものばかりで、当社が日頃「集客のための10項目」と題してお客様にお薦めしているのは、主にこの4つの視点をかみ砕いたものになります。

 

 

さて、この4つの視点。具体的には以下のような内容になります。

 

 

1.形状

 

ブースの形状は、会場内での小間位置、周辺ブースの形状、来場者の動き・流れ等によって変わってきます。

来場者がどちらから近づいてきて、どのようにブースが見えるのか、その動きに応じた形状。

「つかまりたくない」と考えている来場者が自然に足を止めて見てみようと思う、そのための形状。
スタッフと来場者が交錯しないような動線を考慮した形状、など。

これは、同じ会社様が毎回同じ展示会に出展されていたとしても、出展する小間位置は変わりますし、周辺のブースも変わります。時々新規のお客様から「ブースはいつも同じでいいですよ」とのご要望をいただくのですが、当社は基本的にお薦めはしていません。ご予算的にかかってくる場合もありますが、展示会での確実な出展成功を考えた場合、その回、その場所に応じた形状は必ず慎重に検証する必要があります。



↑ブースの正面だけではなく、ブース右側通路からもアプローチがあることを想定した柱の位置。

 

 

2.サイン

 

 

サイン。これはブース表面に掲示する会社名やブランドロゴ、理念のような文字関係ですね。

このブース内の「文字」で大切なことは、「何を扱っていて、何が特徴であるのか」を端的明瞭に記載する必要がある、ということです。

よくあるパターンは、ブースの良く見える位置に会社名をどどんっと書いているパターン。

超有名企業ならよいのですが、新規顧客を獲得したいほとんどの企業の場合、会社名よりも「何を扱っているのか」「何が特徴なのか」をまずは明快に書いてあげることが大切です。

ブースの前を通り過ぎるのは一瞬。

だからこそ、その一瞬で、まずは「何を扱っているか」を明示し、まずは興味を持ってもらうことが大切なんですね。



↑来場者の視線に合わせて「何を扱っているか」「何が特徴なのか」を端的に表現します。

 

 

 

3.陳列

 

 

 

陳列。つまりは商品の置き方です。

ここで大切なことは、商品の魅力を「より良く」見せること。

展示会に出展する方々はどうしても店舗のプロではないので、商品の陳列方法が残念な感じになりがちです。せっかくデザインのいい商品なのに、その陳列の仕方で、価値が半減して見えたり。

基本的にはその商品を来場者にどのように感じさせたいのかによって変わってきますが、陳列をする場の高さや、余白の取り方、背景のイメージ等を考慮にいれながら商品の置き方は慎重に決定していく必要があります。

また、商品の置き方には、「陳列」と「展示」の2種類の方法があります。

陳列は、商品の種類や構成が分かりやすいように並べて展示すること。

また展示は、その商品の魅力をどう伝えるかをイメージしやすいようにデコレーション的に設置すること、という感じでしょうか。

ブースでは、これらの考え方に沿って、商品を分かりやすく尚且つイメージの良いように「陳列」「展示」それぞれの手法を使い分けながら計画していく必要があります。


ギフトショー ブースデザイン
↑背面に鏡を設けることで商品の裏側も見せるようにしています。商品の感覚を適度に保ち、商品の品格をきっちりと表現するようにしています。

 



↑商品に高級感を与えるために、照明を仕込んだ展示台の上にさらに透明アクリルを置きます。このようにすることで、アクリルの透明感が増し、より高級感あるように商品を見せることができます。

 

 



↑商品のパッケージをフォーカスする意味も込めて、立面にパッケージを整然と並べます。

 

 

 

4.照明

 

 

ブースの形状、そして分かりやすいサイン・商品の陳列を計画しても、照明がおろそかになればブースのイメージは台無しになってしまいます。どんなに商品がすばらしくても、ブース内が薄暗くては来場者の印象はよいものには映らないでしょう。

照明計画上まず大切なことは、商品への照明は、「お客様が見るのと同じ方向から光を当てる」、ということになります。こう書いてしまえば簡単なことなのですが、そのためには、適切な位置に照明器具を配置しなければいけないため、時には照明を取りつけるための梁などをブース上部に設ける必要があります。

また、照明を取りつける位置を決めたら、次に大切なのは「照明器具」の種類になります。

そのブースに持たせたい雰囲気やその商品に応じた照明器具を選定しなければいけません。


IME2014ブースデザイン
↑壁面に照明を当てるために通路際に梁を設けて照明を取りつけています。

 

 

デザインもよく、集客もしっかりできる、というブースとするためには、上記の4つの視点を押さえながらこれ以外にも様々なことを視野に入れながら検討していく必要があります。

 

 

しかしながら、まずはこの4つの視点の意味をしっかり認識して検討していくことで、より確実に来場者の方に集まっていただけるブースとなるんですね。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

[空間デザインは心理学]

 

 

今回はブースを考える上での基本概念についてお話しします。

 

 

 

展示会ブースに限らず、店舗でも美術館でも、そして住宅でも、「空間」には人が入ります。

 

そして、人が入る以上、そこには、その空間をそこにいる人が「どう感じるか」、がとても大事な構成要素になるんですね。

 

広い空間、狭い空間、温かみのある空間、殺伐とした空間。

 

 

これらの、その空間に感じる「気持ち」はその空間を構成しているものとその「周辺」の空間によって左右されます。

 

 

 

・・・・・例えば、今皆さんがいる部屋は広いか、狭いか、どちらでしょう?

 

 

 

答えは・・どちらでもあり得ます。

 

 

もし、その部屋の前に狭く細く小さな空間が連続してあったなら、その部屋は「広い」と感じるでしょうし、反対に、その部屋の前に体育館のような巨大なホールがあった場合その部屋は狭く小さなものになるでしょう。

 

 

空間は、その場所、その時の状況に応じた「気持ち」が大きく影響をします。

 

 

逆に言うと、その空間を「こう感じさせたい」というものがあるならば、そうすることもできる、ということですね。

 

 

家であれ店舗であれ事務所であれ、空間を考える時には、その場を利用する人達が「どう感じてほしいのか」を考えてデザインすることがまずは大事なことになるのです。

 

 

 

 

さて、このことは展示会ブースでも同じことが言えます。

 

 

 

 

我々のブースをを訪れた人が、その場でどう感じて、どう行動してほしいのか。

 

 

それをデザインする、ということが空間をデザインするということであり、ブースをデザインするということなのだと考えています。

 

 

このことをブースに当てはめた場合、どんなことを考えればいいのでしょう。

 

そのためにもまずは来場者の気持ちはどんななのかを知らなければいけません。

 

私がブースをデザインする場合、以下の2つのことをベースに考えるようにしています。

 

 

1.来場者は「つかまりたくない」と思っている、と考える

 

2.ブースの前を通り過ぎるのは数秒、ブースを見るのは一瞬

 

1は、我々が服を買いに行った時のことを想像すると分かりやすいと思います。

 

いろいろな店を回りたいときに、全ての店舗でスタッフの方がぴったりくっついてきたら、どうしても不愉快になると思います。できれば、自分が見たいと思う店、見たいと思う商品を自由に見たい、余計な営業を押し付けられるのではないか、といった気持ち。

ブースでも同じです。

何十社も出展している展示会場では、来場者は自分が興味があるところのみ見たいと思っています。

だからこそ、興味があるところのみを見たいし、興味があるところだけ声掛けしてほしいと思っている。

そのことを考えると、来場者がいきなりブースの中に入ってくることはなかなかありません。

「つかまりたくない」と思っている来場者が「気が付いたら」ブースに入っている、そんなブースである必要があるんですね。

 

2について。

 

通路を歩いていてブースの前を歩いて通り過ぎるのはほんの数秒です。また前後左右に他社ブースがあることを考えると、自社ブースを見るのはほんの一瞬となるでしょう。そのほんの一瞬に来場者に「何かある」と思わせるようにしなければいけない。

このように、来場者の心理を考えた上で、その来場者の方々にどう行動してほしいかを考え、それを空間デザインに反映させること。

 

それが、ブースをデザインする上で、ひいては空間をデザインする上では大切なことになるんですね。

 

 

空間をデザインする、ということは、オブジェのような形を考える前に、その空間を利用する人々に期待する行動とその心理を「形」にする、ということなのです。

 

 

空間デザインは心理学。

 

 

ちょっと堅い言い方かもしれませんが、そこにいる人々の「心」を形作るためのデザインが空間デザインなんですね。
 

 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)