テスト期間が終わって、
午後からバイトに
行ってきました。
いつもの席に座って、
パソコン作業をしてたんだけど、
だんだん体が重くなってきて、
途中から気分が
悪くなってしまった。
生理の影響で、
出血が多くて貧血気味。
ふらふらして気持ちも悪くて、
画面を見てるのも
つらかった。
結局、夕方少し早めに
早退させてもらった。
会社を出て、
足元がふわふわしたまま、
ゆっくり歩いていたら
私の横に車が止まって
なに?!誰?!って思ってたら
助手席の窓が開いて
「せいか!」って
呼ばれた。
いつの間にか
仕事を早めに切り上げて、
迎えに来てくれてた。
車に乗り込んで
『なんで来てくれたの?』って
聞いたら、
『事務のおばちゃんが
教えにきたんだよ。
いつもうるさいけど、
優しいところも
あるんだよな』って、
彼はちょっとだけ笑って言った。
帰宅してベッドまで
行く元気もなくて、
ソファに横になった私。
彼はキッチンに立って、
夕飯を用意してくれた。
何もできずに
横になっていた私の背中を、
彼はずっと、
ゆっくりさすってくれてた。
夜、ベッドに一緒に
入った頃には
だいぶ良くなって
彼に『今日はありがとう』って
言ったら
『うん。せいか
俺、むしろありがとうって
思ってるよ。
せいかがちゃんと
頼ってくれるから。
守らせてくれる存在って、
すごく大事なんだよ』って
頭を撫でながら
言ってくれた。
声も頭を撫でる手も
全部やさしかった。
うわ、もー大好き!って思った。
彼の胸にぺったりくっついて
ぎゅってしてって
お願いして
そのまま眠りについた。

