昨日、旅行から
帰宅し就寝準備を終えて
ソファに座ると彼が言った。
『旅行楽しかったね。
せいかの優しさが色々な
所で見れた旅行だったね』




『そうだったかな?』




『そうだよ。
電車で泣く子供の事も
パーク内でおばあさんに
手を貸したり、
子供に列を譲ったり
色々あったね』




『そうだったね』




『困ってる人に手を貸して
助けてあげられるせいかが
俺はすごく好きだよ。
優しいだけじゃなくて
明るい性格と
たまに見せるドキッとする
ような仕草も。
料理が上手なことも
そして俺に甘える可愛らしい
ところも全部好きだよ』と
めちゃくちゃ
私を褒める彼。





褒めすぎるから顔が
ぽーっと熱くなるのが
わかったぐらい恥ずかしくて
彼と目を合わせられ
なかった。





『なおやさんが褒めすぎて
私、溶けて
無くなっちゃうよ』と
言ったら
『溶けちゃ困るね』と
笑ってた。




照れくさかったけど
とてもうれしかった。
私の全部を好きだと
言ってくれて。




なんでかわからないけど
明日からも頑張ろって
思えた時間でした。