12/20(月)

結婚記念日。

1周年である。


夫とは結婚前に3年の一緒に暮らしている期間があり、またその前に3年のお付き合い期間があるため、結婚1周年といってもおめでたさ感とか初々しさ感というのはそこまでない。

それでもイベント好きの私としては何かしらのお祝いをしたく、一方で面倒くさがりの夫はあれこれ祝うよりクリスマスに統一でええやんといい(クリスマスは入籍した日のため)、とはいえ今年は私のつわり次第でどうなるかわからないので、妥協案として「予約しなくてもいける店」に、しかも体調がよければ行こう、ということにしておいた。


どうか気持ち悪くなりませんように!と祈りながら夕方まで様子を見る。

午前中、一度吐くが、午後は回復。

これなら行けそうだと夫のオフィスで待ち合わせ。

夫は夜まで打ち合わせに出ているため、しばらくオフィスで待つ。

久しぶりの高田馬場、久しぶりのオフィスである。

去年はここでがしがし仕事をしていたものだ。

一年でこんなにも状況や立場が変わることはいままでなかったように思う。

なにしろ結婚して妊娠し、それを契機にこれまでの仕事人生からほぼ主婦状態になった。感慨深い。


晩ごはんは高田馬場のとん太へ。

夫とよく行っていたとんかつ屋さんである。

結婚記念日なのに?と思う向きもあろうが、夫とおいしいものを食べられるなら私はどこでもなんでもうれしい。

しかもとん太は本当においしいとんかつが食べられるので、夫も私も大好きな店のひとつ。もちろん夫も私もとんかつは大好物である。

たぶん半年以上ぶりのとん太は変わらずおいしく、おいしいおいしいといいながらぺろりと食べてしまった。

つわりがはじまってから、まともな晩ごはんを食べたのは初めてだ。

生き返った感じすらする。しあわせ。しあわせだ!

おいしいものを食べられること。、たいせつなひとと食べられること。

いったいなんてしあわせなことだろう。


夫は事務所に戻るというので、駅まで送ってもらい、私だけ帰宅。

ここのところ朝は7時くらいに起きていえで仕事、9時に出勤、帰宅は12時。

本当に忙しそうで、ふだんはいわない「疲れた」という言葉を時に口にすることすらある夫。

いまやろうとしていることを今月~来月で形にするためにとても頑張っている。

夫が独立してから、夫の事業をいつも何かのかたちで私がサポートしてきたのだけれども、

今回は実質ひとりですべてをこなしている。

すべてとても意味のあることだろう。がんばって。応援している。



12/21(火)

今日も体調は悪くない。

朝~午前中、食後は相変わらず気持ちが悪いがそれでもだいぶましである。


カレンダーとスケジュール帳を買いに新宿まで出てみる。

思いのほか早く気に入るものが見つかったので購入し、そのまま帰宅。

まだ体力が残っていたのでキッチンの掃除。

つわり開始以来、ささっと拭く程度で一度もきちんと掃除していないキッチンのこんろまわりを磨く。

これで晴れて、今年中にやるべきタスクすべて終了。


夕方から腹痛。

張り切りすぎたせいか。

慌てて横になる。



12/22(水)

だいぶつわりが治まってきたように思う。

たまに吐いてしまうが、毎日吐く、一日に何度も吐く、ということはない。


昨日から下腹部が痛く、一晩様子を見てみたものの朝起きたらどーんとさらに痛みが増している。

様子を見ていたがやはり自己判断は怖いので、急遽病院へ。

結果的になんともなく、赤ちゃんも元気に動いています、といわれて安心した。


しかし。

急に行ったので、今日は主治医の先生の診察ではなく、別の方。

この女医さんががたいそう感じが悪かった。

受付時間のちょっと後に行ってしまったのはこちらが悪いのだが、とはいえ診察時間内(午前中)であり、また腹痛が起きたり出血したりしたら遠慮なく受診してくださいね、と主治医からも助産師さんからも言われていたのであるが、この方は、診察時間外はなるべく来ないでください、とか、次は診察時間内に来てください、なんてことを言うのである。

あのねえ、診察時間内に行きたいのはこちらの方だっつうの。それも時間外だし迷惑かなあとかさんざん迷って、それでもやはり気になるから、遠慮しながら受診したんだっつうの。

診察結果がなんともなかったからといって、なんともないかどうかの判断が自分でつけられないからわざわざ混んでいる病院に行ったんじゃないか。

さらに診察の仕方がとてもぞんざい。婦人科の検診を受けた方はわかると思いますが、私はモノじゃない!と激しく叫びたくなるくらいのぞんざいさ。一日に何人も診察するからそうなってしまうのかなあ。でもこれまでそれこそ20人~30人くらいの婦人科の医師に診察をしてもらったのだが、こんなにひどい扱いを受けたのははじめてのこと。

診察が終わり、診察結果について質問をしようとしても寄せ付けない態度。ううー頭にくるやら悲しいやら。

産婦人科の医師は人数も少ないしとても忙しい。それはわかっているものの、それでもそういうことを外に出さない医師もたくさん見て知っているだけに、とても残念に思うのだった。


診察後、夫になんともなかったとメール。

受診前にあわただしくしていたので、朝から事務所に行っていた夫にはなにも言わずに受診していたのだが、結果だけなんともなかったよとメールしてみたら、すかさず電話がかかってきた。

なんともなくてよかった、ゆっくり休んどき、と夫。


夜遅く帰宅した夫に、病院での怖い女医さんの話をあまりおおげさにならない程度にすると、

それでもかなり憤慨し、それは病院に抗議の電話なりメールをするべきや、という。確かにそうかも。


年賀状を書き終えたので投函。やれやれ。


空にはぴかぴかのお月さまが出ていた。

うれしくて、夜、少し散歩をする。

冬至。

今年は省略して南瓜のてんぷらを1枚だけ買ってきて半分食す。

柚子をお風呂に入れて入る。



12/23(木)

いつもより少々早起き。

やはり寝起きは気持ちが悪いが、

吐くことが一度もなかった。もしや本当につわりは終わってきたかも知れない。


最近私のなかでとても流行っている餅を焼いて、夫はぜんざい、私はあべかわ餅にして食べる。

早起きがたたって?午前中、1時間ほど昼寝。


事務所に行くという夫とパスタキッチンでランチをしてから、駅まで見送り、天気もいいため散歩をすることに。

警察病院のコンビニまでマタニティグッズを買いに行き、そこから野方駅まで歩き、しばらくぶらぶらとする。

名曲喫茶を発見したのでしばらくお茶。喫煙のようだがほかに客がいなかったためよかった。

もときた道順で帰宅、途中から平和の森公園の横を通り、新井薬師の商店街を抜けて帰宅。

7キロ近く歩いたことに。なかなかいい運動である。


スーパーマーケットに寄り、クリスマスの準備を少しだけする。

毎年24日にはそとで食事をし、25日はホームパーティ(といっても参加者は夫と私だけだけど)というのが恒例行事である。

今年もその予定で、今日はワインやソーダやぶどうジュース(私用)などを買いそろえてみた。

しかし帰ってきた夫に自慢すると、いつも飲んでいるのはワインやなくてスパークリングワインやで、と指摘される。そ、そうだった、確かに。


お腹の子はぽこぽこと元気に動いている。

胎児は30~40分間隔でレム睡眠を繰り返すものらしいのだが、確かにそれくらいの間隔で胎動がある。

夫にいま起きたとか寝たとか伝える。

でも夫がお腹をさわってもまだわからない。

まだわからへんなあ、と残念そうにいう。

早く夫にもわかるくらいになればいいのに。



12/24(金)

今日から18週。


昨晩早め(12時)には床についたおかげで早く起きられる。

ここのところ夫の帰宅にあわせていたので、毎晩2時過ぎの就寝になってしまっていた。

しかも私は床についてから1時間~2時間は眠りにつけない。

やっぱり早寝早起きはよい。


体調は悪くない。寝起きは変わらず気持ちが悪いが、それ以外の時間帯はだいぶいい。

よし。つわりも本当に終わるかもしれない。

久しぶりに晴れやかな気持ち。

吐き続けるというのは実際の行為もつらいが精神的によろしくないということがとてもよくわかった。

つわりの症状はひとによって違うのだが、

私は5週~6週後半くらいがいわゆる食べづわり、というもので、食べていないと気持ちが悪くなるという症状。

おかげでこの期間に3キロ太った。

それから後は吐きづわり。食べたものをすべて吐く、食べていなくても吐く、という症状。

おかげで3キロ太った体重をもとに戻した。

さらに食べづわりと並行して唾液つわりにもなっていて、これはなにかというと唾液がたくさん出る、という症状。

もう想像を絶するくらいの量の唾液が出る。それはすごかった。

おさえられないので、ビニル袋を携帯してそこに唾液を吐く。まったくこんなことがわが身に起ろうとはちっとも想像していなかった。

やたらと眠くなるとか、頭痛とか、そういう症状はあまりなかった。

頭痛はいつもの偏頭痛が逆に減ったくらい。たまに激痛がすることがあったが、妊娠前の偏頭痛の量と質に比べたらまったくましというものだ。


夫は今日は朝8時に事務所へ。

夕方までのロングミーティングがあるそうだ。大変だ。


ここからは予定稿。

甥、姪への帰省時のプレゼントを購入。

夕方、夫のオフィスを大掃除。

終了後、クリスマスイブの食事へ。


そういえば今週、NHKの「きょうの健康」で顎関節症について特集しているのをたまたま見た。

私はけっこう重い顎関節症で、それも高校3年生から現在に至るまで、20年近くのお付き合い。

その間、2度ほどマウスピースを作り数年にわたって夜間にマウスピースをはめて寝たりした。

その時はやや症状が改善されるのだが、結局、また元に戻ってしまう。

ひどくなると口が1センチも開かないので、その間は食事もままならない。

また顎関節症によって頭痛や首、肩、背中の凝りなども併発するので侮れない。

私の長年にわたる頭痛や凝りの原因の一部はこの顎関節症にあると思っているのだが、

20年前には顎関節症はとても珍しい症例だったようで治療法もそんなに確立されていなかったように思う。

しかしテレビを見る限り、いまは生活習慣病と位置付けられているらしい。へええ。でも確かにそうかもね。

いわく、どちらかの歯だけでものを噛む、歯ぎしりをする、日常生活で歯をくいしばっている、などの癖があり、そこになんらかのストレス(外的なものや精神的なもの)が加わって発症するとのこと。

実際私は右側ばかりでものを噛む癖があるし(これは口を閉じた状態で頬の下あたりをさわってみて、どちらかがふくらんでいることでセルフチェックできます。私は右側が明らかにぽっこりとしていて、それは発達した筋肉なのです)、歯ぎしりをたまにしていると夫にいわれるし、さらに気がつけば歯をくいしばっていることが多い。

特にいまは睡眠中に無意識に歯をめちゃくちゃ食いしばっているらしく、朝起きると顎が痛い。

私くらい重症になるとマウスピースで睡眠中に治すのがたぶんよいのだけれども(マウスピースは睡眠中に両側の咬筋を鍛えてくれる)、マウスピースを毎晩はめて眠るのはそれはそれで結構難儀なもの。しかも前に使用していたものは、その後の歯科治療によって使えなくなってしまっている。

しかしテレビでは昼間にできるストレッチなどの対策を教えてくれていて、それに加えて両側でものを噛むようにしたり、起きているときに歯を食いしばらないようにしたりすることで、1か月~半年で治るといっていた。

私はもう少し時間がかかりそうだけれども、地道に昼間できることをしていけばいまより悪くなることもないだろう。頑張ろう。



今週読んだ本。

あさのあつこさん「金色の野辺に唄う」

万城目学さん「ホルモー六景」

諏訪哲史さん「アサッテの人」



12/18(土)

少し復調。

このまま治まれ、つわり。


夫と、甥っ子姪っ子に渡すお年玉の金額の相談をする。

私のほうの兄弟は誰も結婚していないし子どももいないのでお年玉をあげる相手がいないのだが、

夫のほうには夫の姉の子ども(女の子3人・・・小4、小2、5歳)、兄の子ども(男女1人ずつ、4歳、2歳)がいる。

去年はちょっと事情があって、兄の子どものほうにそれぞれ1万円ずつ、姉の子どもには上から3千円2千円1千円という、昭和的お年玉をあげていた。

この金額は夫が主張したもの。

一応、ええっそれしか(姉の子どもに)お年玉あげないの?しかも両家に金額のばらつきがありすぎなんですけど、と反論すると、毎年そうやしええんや子どもなんてたくさんお金あげてもろくなことない、けど兄貴のところはいまいろいろ大変やから、と夫はいう。

結婚したばかりだし、いえの事情があるならそれはそれでまあいいか、ということで夫のいうとおりのお年玉を包んだ。


しかし今年。

やっぱりいまどきの小学校4年生の子どもに、3千円って少なすぎやしないか?という点と、ましてや従兄弟どうしにあたる両家、この金額の差はありすぎやしないか?だっていくら当人たちが小さくて親にお年玉袋を取り上げられるとはいえ、子どもは子どもで平等じゃない?年齢の傾斜があるのはわかるけど、家によってそこまで差があるのはちょっとねえ、かわいそうじゃない?という2点から夫に話をすると、

うーん確かにそうやけど、でも小学生の子どもに1万円なんて渡すのは多すぎや、俺が子どもの頃は千円やったし、と夫。

でもそれって何十年も前の話じゃない?去年の統計みたけどいまどきの子どもは少子化だから1万円が主流でしかもみんな貯金してるらしいよ、というと、

それでも1万円は多いから、それに親戚もたくさんいるし、あげすぎはよくないし、ということで、

いちばん年長の姉の子どもに5千円、あとは一律3千円、ということで決着をみた。

金額が決まったところで、去年、多めに替えた新券を数えると、なんと銀行に行かなくてもいいくらいの分の新券があるではないか!やった!!具合が悪い中に混んでいる銀行に行くのは嫌だなあと思っていたのでよかったよかった。


これで今年中に絶対にやっておくべきタスクが1つ消えた。


ところでお年玉、いったいみんなどれくらいの年齢の子たちに、どれくらいの金額をあげているのだろう?

自分が子どもの頃と比べても仕方のないことなのだが(なにしろもう30年も前のことなのだから)、

それでも思い返してみると、私の実家は親戚づきあいがほとんどなかったこともあり、お年玉をもらえる相手が3組しかいなかった。祖父母、父の妹夫婦、母の姉夫婦、合計3組である。

そうして記憶をほじくりかえしてみると、確か祖父母からは毎年3千円(小学校卒業まで。確か1年生~3年生までは千円だった気がする)、父の妹夫婦からも3千円、母の姉夫婦からは1万円をもらっていた。

しかも母の姉がくれるお年玉はいつもピン札で、そうして手作りのお年玉袋に入っていて、私も大人になったら絶対にこういうふうにお年玉をあげるんだ!と子ども心に思っていたものである。


いまの小学校では絶対にそんなことしないと思うけれども、当時の私が通っていた小学校のクラスでは、毎年、正月明けの登校日に「お年玉いくらもらったか?」と先生がクラス全員に聞いていた。

それも「千円の人」「3千円の人」「5千円の人」「1万円の人」「3万円の人」・・・というふうに、クラス会の際に挙手させる形式で。

総額1万6千円の私は正直申告ベースで下から3番目くらいに少なく、毎年恥ずかしいなあと思っていた。

そうしてそのお年玉をこつこつ貯めて、私は犬を飼ったのでした。もう犬はとうに亡くなったけれども。

懐かしい思い出である。


夫は夕方、恒例のフットサルへ。

早めに帰宅したので夜、ふたりでごろごろとする。



12/19(日)

昨日は復調と思ったらダウントレンド。

朝から一日体調が悪く、何度か吐く。

行きつ戻りつだ。

早く元気になりたい。


合間に夫のクリスマスプレゼントを買いに行く。

今年のリクエストは「暖かい黒色のパンツ」。

せっかく暖かいのを買うんだから、クリスマスまで待たずに今日買いに行こうか?と提案し、出かける。

いくつかの店をまわり、厚めのコーデュロイ生地の、要望どおり黒い色のパンツを見つけた。

試着。夫のうらやましいところは、背が高い(もしかしたら足も長い?)ため、裾直しをしなくていいところ。

たいていどの店のどのパンツでも裾を直したためしがない。

今回のもそのまま履けた。

いいじゃない!似合うよ、というと夫もうれしそうである。

試着室から出て大きな鏡で見てみたら?とすすめ、

そうやな!と夫試着中のパンツでこの季節にいつも履いている茶色の靴に足を通した瞬間に、なんとはなしに二人とも無言になり、そうして二人同時につぶやいた。


・・・でも靴が全然合わないね。


家に黒の靴なかったっけ?と夫。

うーん、冠婚葬祭用とスーツ用以外ないと思う。ついでに靴もプレゼントするよ!と私。

というわけで、今度は靴屋さんへ。

幸い、夫が気に入る靴がすぐに見つかり即購入。

いいプレゼントができてよかった。

1月3日生まれの夫は、もう結婚したんやし、今年から誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントはセットでいい(セットがいい)という。

もう結婚したんやし、という理論は私にはわからないが、まあ夫が強固に主張するので、メリークリスマス&誕生日おめでとう、といいながらプレゼントを渡す。


帰宅後、さすがに疲れたらしくいつのまにか眠ってしまった。

起きるとすっかり夜になっている。

つくりおきの野菜をたっぷり入れたサムゲタンだけの夕食とする。

夫はプラス、つくりおきの牛筋の煮込みと野菜サラダ。


明日は結婚記念日。

きちんとしたお祝いはつわりが完全に治ってからしよう、ということにして、

それでも体調がよければそとで少し食事でもしようか、ということになっている。

どうなることか。








12/13(月)

夫は早朝から福岡出張。

お見送りと夫の朝食のため(普段は私が夜つくっておいたものを夫が朝あたためて食べているが、こういうときくらい作ってあげたい。体調が悪くても)一度起床するが、

さすがにそのまま起きるにしのびない(?)時間だったため、お見送り終了後に二度寝。


つわりは引き続きつらい。

どういうわけだろうとも思うがこんなものかもとも思う。


それにしても夫がいないとつまらない。

夫はあまりお喋りなタイプではないのだが、一日あったこと、思ったことなどをああでもないこうでもないと報告し、夫の報告を聞き、話をし、笑ったりふざけたり真剣に考えあったりする、そういう時間が私にとっては何よりもたいせつなのだということ、夫がただそこにいるというだけでしあわせであることに、夫がこうしていないときにとても強く理解する。

そうしてそれは、いま私がほとんど家にいてほかに話すひとがいないから需要が増している、ということではなく、夫と出会ってからずうっと続いていることでもあるのだ。


友だちがローマから帰国。

10数時間のフライト、しかも妊婦、さらに2歳半の子ども連れ、おまけに夫はローマでクリスマス休暇まで仕事中。

お疲れさま。

帰ったよ!と早速、メールが来た。

来週に会おうということになっているが、この体調では無理かも、ということで年始に延期になる予定。



マンゴープリンちゃんが動いた気がするが気のせいだろうか。

出張中の夫に動いたかも?とメールで報告。

夫、とても喜ぶ。



12/14(火)

作成していた年賀状が届いたので早速年賀状書きを開始。

まずは友人とお世話になっている方分を終了。残すは親族分だけだ。

毎年、プリンタで一括印刷できるようにしなきゃしなきゃと思いつつDB化していない私。

まあそんなにたくさんの年賀状を書いているわけでもないし、

手書きの宛名も味があってよいかと勝手に思うことにしている。


夕方、夫からメール。

羽田に無事に着いたとのこと。ほうっとする。

しかし事務所に寄って事務処理をしてから帰宅するという。偉いなあ。

もう本当に、お疲れさまでございます。


夜、夫帰宅。

1日だけの出張なのに帰宅がやたらとうれしい。

出張の話を聞き、不在のあいだの話をする。

お土産を買ってきてくれたのだが、体調が悪く食べられないのが残念なところ。



12/15(水)

まだまだ続くつわり。あああ。参るなあ。


高校時代の友人からメール。

お子さんが亡くなり、本来ならすぐにでも駆けつけたいところだがこの状態で長野に行くことはできないため、心ばかりの品物を送っていた、そのお礼。

亡くなったIちゃんは明るい子だったので、楽しんでもらえたらと生木にデコレーションのついたクリスマスツリーをプレゼントした。まだ小さなIちゃんの妹さんにも喜んでもらえたらいいなと思い。

どうしようかな?本当にこれでいいのかな?となにを送るかは相当迷ったのだけれども、友だちは「Iのまわりがにぎやかになってとてもうれしい」とメールをくれた。そういうしかないのかも知れないけど、でももしほんの少しでも喜んでくれたのならうれしい。

友だちも来年5月に第3子を出産予定とのこと。妊婦話で何度かメールのやりとりをする。



12/16(木)

少し体調がよくなってきた気がする。

昼は夫とパスタキッチンへ。

事務所へ向かう夫を見送り、私は分娩をする東京警察病院で主催するマタニティクラスへ。

警察病院では出産まで3回のマタニティクラスがあり、前期編(妊娠5ヶ月頃)と後期編2回(9ヶ月頃)、各回4時間程度の勉強会が行われる。

前期編は栄養学、妊娠中の過ごし方、呼吸法(警察病院ではリーブ法という、気功を取り入れた呼吸法を開発して実践している)のエクササイズなど。

後期編は病棟見学や母乳について、また警察病院はアロマテラピーに力を入れているらしく(妊娠中にアロママッサージもしてくれる)、その説明など。そのうち1回は立会い出産をする人も必参加。


こういった類のものは初参加だが、なかなかおもしろく、かつ非常にためになる勉強会だった。

参加者(今回は10人いた)はだいたい皆同じくらいの週数で、そろそろお腹が出てきているね~という状態の集合体。こんな人数の妊婦に囲まれるというのは初体験で興味深い。

何より管理栄養士さんや助産師さんなど、プロフェッショナルの方に直接話を聞け、質問にその場で回答を得られるのは、雑誌や本やインターネットで情報を得るのとはまた違って、とてもためになることだった。

たとえば心配していた産後の母体の状態についても(里帰りも手伝いもないが自分だけで乗り切ることは可能か、産後は床上げまでじっとしていた方がいいと言われているが本当かなど)、ずっと寝てればいいなんてあはは!と何人も子育てしていてかつ助産師暦の長い助産師さんに一笑にふされてとても気が楽になった。

ただし沐浴と買い物だけが大変だと思うから、そこだけは体制を考えて、十分にケアするように、という明確なアドバイスをもらう。

すなわち外出はしない方がよく、なぜなら疲れるから。でもネットスーパーも宅配もたくさんあるから問題ないよねー(by助産師さん)。

沐浴は慣れないとやっぱり大変に感じるだろうから、ご主人にサポートしてもらうと楽。また沐浴は夜よりも日中の方が本当は赤ちゃんのためにいいので、ご主人のサポートが難しい場合は母体も元気な日中のうちに済ませると良いですよ(by助産師さん)。

生後間もない赤ちゃんは一日中、1時間に1度くらいは目を覚ますものだが、それでも午前中はおとなしいことが多いので、その時間を有効活用し、料理などをまとめてやっておけば大丈夫(by助産師さん)。

なるほどなるほど。

何よりその助産師さん(たぶん私よりやや年上)は、「それに私も第一子から全部一人でやりましたしね」と言ってくれて、そりゃープロと自分は比べられないけど、でもそうだよね、私だってなんとかなるさ!と思っていたことを強力に後押ししてもらった気分だった。よかったよかった。


病院のマタニティクラスに加え、中野区で開催している同様のものと(こちらは週に1度×4回で沐浴指導などもあるもの)、これまた区が主催している妊婦クッキングスクール(いずれも無料)なるものに行ってみようかと思っている。



深夜、帰宅した夫に今日の収穫の話をする。

夫はここのところとても忙しい。

疲れもたまっているようだ。

来月頭までこの状態が続きそうだ。



12/17(金)

今日から17週。


だいぶ寒くなってきたので、夏のあいだに相当立派に育ったハイビスカスとガジュマルを室内に入れる。

少々遅い気もするが・・・。

あとは戸外に置いておいても大丈夫な植物たちなので、これで外まわりの越年準備は完了ということにしよう。


午前中、布団を干して少し仕事。


ああ気がつけば今年もあとわずか。

年内に絶対にやっておくこと。

・甥っ子姪っ子のお年玉用新券を準備する

・同、お年玉袋を買う

・カレンダーを買う

・スケジュール帳を買う

・キッチンのこんろの掃除(ここ2ヶ月さぼり中。こんろ以外はちょこちょこやっているのでこのままで良いでしょう)


そういえば!来週末の戌の日にはお詣りにいかなくっちゃ。


今週読んだ本。

長嶋有さん「エロマンガ島の三人」

角田光代さん「マザコン」





12/11(土)

つわり悪化。

またもとの状態に戻る。なんてことだ!終わったのではなかったのだ。

がっかりである。


とてもいい天気だが、そんなわけでどこにも出かけられず

いえのまわりをうろうろするばかりで大半はごろごろして過ごす。


手持ちの「おなかの赤ちゃん等身大カレンダー」には15週までしか掲載されていない。

それ以降は大きくなりすぎて誌面に載らないということだろう。

夫とともに、いまは16週だからこれくらいだね、と類推し、

既にレモンではなく、もはや林檎ですらないねえ、名前どうしよう、と相談する。

他愛なくやさしい相談。


うーん、これくらいの大きさの果物ってなんやろう?(どうしてか果物)と夫がいい、

うーん、メロン?メロンまではまだいかんやろ、それならマンゴーくらいかな、そうやなマンゴーやな、ということでここしばらくの呼び名はマンゴーちゃんになった(が、ふとした拍子にマンゴープリンちゃんと私がいったことで、マンゴーからマンゴープリンちゃんに改名された)。

成長につれて名前がかわる、出世魚のようである。


夕方、夫はフットサルへ。



12/12(日)

引き続き体調が悪い。

またしても朝から深夜まで吐く。

つわりが治まった!と喜んでいたのはまさにぬか喜びであった。

一度は喜んでしまった分、やたらと失望が大きいが頑張っていこう。

それでも最悪の・・・布団から起き上がれない、という時期よりずいぶんとましなのだから。


年末年始には桂に帰省する予定で(しかしこのままつわりが終わらなければダメかも)

帰省の際に1泊か2泊を前につけて京都をのんびりと楽しむ、というのが私たちの恒例だ。

夫の実家に宿泊しているあいだは、夫と二人だけでぶらぶらと遊び歩いているわけにもいかないし、でもせっかくの京都、行きたいところもあるし!というわけで、結婚前からそのようになった。

もちろん今年も1泊前泊予定で、既に常宿のホテルも予約してある。

さてその行きたいところ、というのは、寺社仏閣とおいしい食べ物屋さん、である。

わけても夫が学生のころから通っていたという銀閣寺近くのラーメン屋さんと、同じく四条烏丸近くにある洋食屋さんは外せない。この2つを滞在中に組み入れ、さらにホテル泊のあいだの朝はMという喫茶店で朝食をいただく、というのがお気に入りのパタンだ。

しかし今回、洋食屋さんに電話をして年末年始の休業予定をうかがうと、なんと29日の昼までで営業終了、年始は6日スタートとのこと。ショ、ショック・・・。

私たちが京都に到着するのは30日。さらに前泊をつければいいということでもあるのだが、そこまでするのか?という気もしないでもなく夫も仕事があるし・・・ううーん。


長野に住む高校の同級生のお子さんが亡くなった。

Iちゃん。まだ8歳10カ月。残念だ。

友だちの気持ちを思うと、そして生きたかったであろうIちゃんのことを思うと、いたたまれない。

Iちゃんには産まれもっての傷がいがあったことから、弟がいたおおきな病院にいつも通っていて、そのため弟が診ていた時期もあった。弟に亡くなったそうだよ、と連絡をする。

「お母さん、Iちゃんのこととてもとても大事にしていたよ、残念だ」と返信がきた。

友だちの笑顔が浮かぶ。泣いている顔も。

なんといってよいかわからないが、8年10か月、精一杯生きたIちゃんのことを祈る。




12/6(月)

体調がよくなってきている。

間違いない。もしや本当につわりは終わりなのか?

吐き気こそあるが実際に吐かない一日。

友だちからメール、海外にいることもあり日本食が食べたくて食べたくてたまらない、

日本帰ったら、豚骨ラーメンにしゃぶしゃぶにうなぎに寿司に、って考えるだけでお腹ぺこぺこと書いてある。

彼女も現在妊娠14週か15週。

つわりが全然ない子なのでとてもうらやましいが、私もつわりが完全に終わったらそうなるのだろうか。



12/7(火)

体調がかなりいい。

すわつわり、終了か?くらいの勢いである。

母がプレゼントしたいといっていた腹帯を見つくろいに新宿のデパートへ。

中野から出るのはかなり久しぶりのこと。

以前、よく行っていた代々木の喫茶店でランチ。チーズトーストをめちゃくちゃ久しぶりに食べる。

ああ食べたいものを食べられる幸せ!

でもまだ大好きだった焼き魚はじめ魚介類を食べたいという気持ちはよみがえってこない。



12/8(水)

妊婦健診へ。警察病院へ行く。

歩いて10分ほど。病院が近くてとてもうれしい。

検診は予約制なので待ち時間も10分ないくらい。


初めて心音を聞く。

感動した。

ああ赤ちゃん生きてる!という感じ。

私のなかに別のいのちがもうひとつあるのだ。

神秘だなあ。


海外に住む友だち、私より週数が少しばかり少ないのだが今日の検診で性別がわかったそうだ。

男の子。

ひとりめも女の子なのだが今度も女の子が欲しいといっていて、申し訳ないけどげっ!と思ったとメール。あはは。

私は男の子でも女の子でもどちらでもいい。


入院の予約もし、1時間半ほどで病院をあとに。

早い時間からの検査だったので夫はまだいえにいて仕事をしていた。

早速夫に電話、帰宅後、写真見せて見せてというので一緒に写真を見る。

ずいぶんと大きくなった私たちのレモンちゃん。もうすぐリンゴちゃんになりそうなくらいだ。


ランチは夫とパスタキッチンへ。

夫はいつもの魚介きのこガーリックに野菜盛り合わせをトッピング、私はたらこであっさり少なめに。

だいぶ食事がとれるようになってきてうれしい。


午後、京都のオモニと姉、長野の母にそれぞれ、つわりが軽くなってきたことと検診の結果について報告メールを出す。

とオモニから返信で「ナオさんの赤ちゃんが産まれたら、長野にみんなで行けるからとても楽しみにしている、新緑の長野はきれいやろうねえ」というようなことが書いてあった。

し、新緑の長野?みんなで行ける?・・・それってつまり、私が新緑の頃に長野で赤ちゃんを産む、つまり里帰り出産する、ということが既成事実化しているということ?


ああまた出ましたよ、里帰り問題が。


ため息。しかし放置はできないので、オモニに、

里帰りはしないこと、なぜなら長野の実家近辺にはよい病院がないし、私は実家を出て20年近く経つゆえ東京が落ち着く場所であること、などをメールした。


すると間髪おかず、

ええ~!!!!里帰りしないの?長野には病院がないの?近所の若いお母さんは九州(長野より田舎だと言いたいらしい。でも私の田舎はそういうレベルではない田舎である)に産前1か月、産後1か月の合計2カ月里帰り出産をした、里帰りをしないなんて考えられない、産後大事にしないと一生響く、健康であることは母親の努めであり、健康を害すると結局夫と子供に迷惑がかかる、長野には介護のおばあちゃんと、お父さんがいるからお母さんが東京に泊まりがけで来ることはできないのだから、長野に里帰りしなさい、T(夫)のことは2か月くらいほうっておけばいい、日曜日だけナオさんと赤ちゃんの顔を見に行けばいいんだから、という内容のメールが返ってくる。


うーん、そうじゃないんだよなあ。

だいたい産後大事にという観念が、親世代と現代では違う。大事にすることはもちろんだが、親世代のように床上げまで寝た切りにしていましょう、ということはいまの産後指導では行わない。むしろ身の回りのケアくらいはしないと余計に悪くなる、というのが定説。

だいたい近所の「若い」お母さんと比べられてもなあ。私は高齢出産でリスクが高いため、大きい総合病院でどうしても産みたいし、産むほうがいいのだ。

そもそも夫のことはほうっておけ、とか、日曜日だけ会いにいけばいいとかいうのは、それはオモニの考え方であって、夫と私は二人そろって、一日一日成長をしていく子どもの成長を見届けたいと思っているのだ。


私のからだのことをとても心配してくれるのはわかるし、とてもありがたいのだが、

そこに私の気持ちは微塵もない。


そこでやんわりと丁寧に、私の気持ちの部分などをメールしてみたものの、

どうもあまりうまく伝わらないらしく、何度かメールのやりとりが続いてしまい平行線。やれやれ。

最後には夫に登場してもらい、夫とオモニが電話で話すことで解決した。

夫はオモニに、ナオがいちばん居心地がいいのはここなんやし、ナオがいちばん大変な思いをするのだから本人の気持ちを尊重してやって欲しい、ということをとくとくと諭してくれたそうだ。

その後オモニから電話があり、もうわかったしええよ、大事にしてな、と気持ちよくいってもらえて無事すべて決着。

長野の母とは先週、決着を見たのでこれで里帰り問題は解決、である。


・・・それにしても。

長野の母は介護が必要な祖母がいるから(といっても施設入所しているため、本来は母に介護の必要はない)東京には行けないからナオが長野に来ればいいのに、といい、

京都のオモニはアボジを置いて東京にいくわけにいかないから(といってもアボジはふつうに毎日仕事をしている大の大人、しかも姉夫婦と同居しているから食事の心配だってない)、ナオさんが長野に行けばいいのに、という。


つまり結局、みんなそれぞれに自分の家族がいっとう大事で最優先なわけで、

ならば私には私の家族・・・夫と産まれてくる子どもと私・・・が最優先だということが、どうしてわからないのだろう?

もし本当に私あるいは私の子どもが大切なら、私の気持ちと私の家族を最優先して、長野からも京都からも東京にやってくるはずではなかろうか。別に南極や月に住んでいるわけでもなく、また本人たちが体調が悪くて動けないわけでもないのだから。

まあそもそも私はどちらの親も何日も泊まりがけでお手伝いに来るというようなことは全然望んでいないんだけどさ。


と、帰宅した本日いちばんの功労者の夫に笑いながらいうと、

夫もほんまやよなあ、と笑っていた。


いろいろ勉強になった。

ひとのふりみて、なので気をつけよう。

ただどちらの親も、好意と善意からの行動と言動であるのでそれは私の最高の救いだ。

そうしていずれにせよ万事解決でよかった。

あとは実際の産褥期に困らないように、準備を重ねておくことだ。



12/9(木)

事務所へ行く夫とともにいえを出る。

私は新大塚の産婦人科へインフルエンザワクチンの接種。

プレママ友から防腐剤不使用のワクチンが打てる病院と聞き、いってきた。

研究熱心そうないい医師だった。

そういえば以前、ワクチンを接種したときにはだいぶ腫れたのだが、今回は全然腫れない。

もしかしたら防腐剤が入っていないから?それとも体調のせい?

夫は防腐剤入りのものを接種して相当腫れてしまってかわいそうだったのだが、

プレママ友の夫も同じ状態だったそうだ。


喉が渇いたので大塚駅のジューススタンドでミックスジュースを飲み、

新宿の紀伊国屋に足を伸ばし、代々木の喫茶店でランチをする。


しかし昨日、一昨日と調子に乗ってしまった反動か、夜から体調が悪化。ものすごく吐く。

朝から気持ちが悪かったのが夜までとれなくて、我慢してしまったのもよくなかったようだ。

夫に「今日は吐いた?」ときかれ、「我慢している」とこたえると

我慢することないやん吐いたほうがええで、といわれ、それもそうだなと思いっきり吐いた。

吐くときはつらいが、確かに吐いたあとは気持ちが悪いのがすこし取れるので楽になる。

ナイスアドバイスをありがとう、夫よ。


12/10(金)

今日から16週。

昨日の続きで体調はいまいちふるわず、何度か吐く。


昼はオリエント・スパゲッティへ行き、こんな時でも食べられる奇跡の料理、かぼちゃスープがたっぷりのスープスパをいただく。

こちらではたいていかぼちゃのスープスパかアラカルトで茸のスープあたりをいただいている。

注文をすると、今日はパスタの量は?とお店の方。

そうだったそうだった、いつもお願いしているパスタの量を少なめに、というのを失念していたので、

すみません、少なめでお願いします、と慌てていうと、

ついでに海老は入れないでおきましょうか?とたずねられた。

つわりになってから魚介と肉類が食べられないので、このパスタに入っている海老とベーコンを申し訳ないな~と思いつつ全部残していたのだが、それに対してのご提案、ということだろう。

ありがとうございます、では海老とベーコンをなしにしてください、いまちょっと食べられなくてとお願いすると、

そうですよね、ではほたてなどのほかの魚介も(海老とベーコンの代わりに)入れないほうがいいですよね?と重ねてたずねられ、はいなしでいいです、と答えた。

それにしてもこのお店の方、オーナーさんだと思うのだが、私の接客に当たるのは確か2度目。

いつもはほかの方がオーダーをとったり、あるいはこの方がいらっしゃらない時間に私が行ったりしていたはずなのだが、たった一度の来店時の様子を実によく見ている。すごいなあ。

体調はすこぶる悪いがかぼちゃのスープをおいしくいただいてお店を出る。


駅前にしばらく前から出張オープンしているHというお店のクリームパンでも買って帰ろうかなと、駅まで歩いてみたが、なんと冗談ではなく100人くらい並んでいたので断念した。

昨日、このお店がテレビで取り上げられていて、確かにゴールデンタイムの番組だったし、それを食べたタレントさんたちが絶賛していたからもしかしたら混んでいるかなあと思ったのだが本当に本当にびっくりするくらい混んでいてびっくりした。

しかし個人的には、そこまで並んで食べるほどの味ではないと思います。


帰宅。すごく疲れた。

やはりぶり返しがきているようだ。


今週読んだ本。

豊島ミホさん「神田川デイズ」、

山崎ナオコーラさん「カツラ美容室別室」。

「神田川デイズ」は出身大学が舞台になっていて、名前は明かされていないがどう考えてもこれはカフェゴトーだよな、の喫茶店の描写や、またこういう学生いたなーというようなひとたちもたくさん出てきていて、いうなれば青春時代の邂逅という感じであった。

少しずつ本を読みたいという気持ちがよみがえってきて、またからだも追い付いてきたのだうれしい。

しかし今日はまた撃沈状態なので読みたい気持ちになれずです。


つわりとの攻防はまだ続く。