また週明け。
週が明けたと思ったらまたあらたな週がすぐ明ける。
これから10月半ばまではまったく気が抜けない。
おそろしい仕事の嵐。気が重い。
この週末は、学生のときのサークルの仲間が
久しぶりに集まった。
仲間といっても2コ上の学年から、3コ下の学年まで。
総勢、30名ほど。
学生のときの「2コ上」というと
半分、神、的な、ある意味体育会的なサークルにいたせいかどうか
社会人となってゆうに10年以上たついまでも
彼らの前だとすこしばかり緊張する。
先輩はいつまでだっても先輩なのだ。
誰かしらの結婚式や単なる飲み会やなにやかやで
誰かしらと三々五々、会ってはいても
こんなにたくさんが一堂に会するのは久しぶりのことだ。
飲めや飲めやで楽しく過ごす。いい夜だ。
結婚するんです。
と言おうかなと思ったのに
なんだか言い出せず(話の流れ的に)、
会社辞めたんだってね、独立したんだってね、
ということばかり先輩やら後輩やらに声をかけられて
そうなんですよーとにこにこと答えながらも
ああここで結婚のことを報告しなければ
きっとまた何年間も報告できないままだわ、と思って時間ばかりが過ぎ
結局おひらきとなってしまった。あああ。まあいいか。
結婚といえば。
招待状ができあがってきて(できあがったのはほんとうは1ヶ月ほど前)、
10月に発送することになっているので
切手を貼ったり封入したりいろいろとしている。
てっきりすべてをプランニング会社さんがしてくれるのだと思っていたのに
意外と手がかかる。
「やっていただけるんだと思ってました」と暗にやってほしいなということを含めてでいったら
「そうなんですよ、おひとりおひとり思いを込めて、封をされるんですよ、みなさま」と
私より相当若いがしっかりとした担当のかたがにこやかにおっしゃった。
そうですかそうですか。すみませんでした。
結婚といえば。
マリッジリングのデザインが出来上がった。
オリジナルジュエリー、といってもすごーくシンプルなもの、を希望しているため
本領発揮していただいたというわけではきっとないのだろうが
シルバーで作成して送っていただいたいくつかのサンプルのなかのひとつがとても気に入って
迷うこともなく決定。
あとはホンモノを作ってもらうだけ。
これでこちらもひとだんらく、である。
恋人は絶対にマリッジリングをするタイプではないのに
どうしていつまでも話しにのってくるんだろう?と思っていたら
案の定、「ちょっと話しておきたいんだけど」と、結婚式当日以外は指輪はつけない旨、切り出された。
アクセサリーがそもそも大嫌いだし、腕時計ひとつ絶対にしたがらない恋人のこと、
(私も好きではないからわからなくもない)
また本当かどうか在日韓国人はマリッジリングをつける風習はないそうで
(実際に、恋人の家族も親戚も、確かに全員、マリッジリングをしていない)
だいたい恋人がリングをしているの図、なんて想像できないし
マリッジリングをすんなりしている恋人は恋人ではないと思うので、
私も反対もなにもない。
むしろやっと言ってきたか!という、なんだか母のような気持ちになる。
嫌だ嫌だと思いながらつづけてきたお稽古事を
辞めたい、と母に宣言した自分、というのを思い出したりする。なぜか。
山本文緒さんの「あなたには帰る家がある」
川上弘美さんの「物語が、始まる」をそれぞれ再読する。