はじめまして。

20歳になる息子が悪性リンパ腫と判明し、闘病中です。

いろいろな人のブログを読んで、副作用のことや日々の生活のことを教えてもらい、勇気づけられているので、自分の記録はもちらんのこと、情報を共有することで同じ病気にかかった人の助けにもなればと思ってブログを書き始めました。

普通、20歳の息子の場合、本人がブログを書くのが普通でしょうが、息子は知的障害があり、私が入院も治療もつきっきりです。

本人は、この病気の大変さがわかっていません。癌というものに先入観がないし、不安もないのでしょう。見つかった時には、これといった症状があったわけでもありませんでした。

素直に言われたままに、病院にいき、毎回血液検査の注射に、「注射チク、ぼく、痛いよう、がまん、がまん」といいながらも素直に検査に取り組んでいます。素直なだけが取り柄ですが、本当にそのことは助かっています。

 

**基本情報**

古典的ホジキンリンパ腫

ステージ3

発見:2019年5月

年齢:20歳9カ月

治療法:ABVD6クールの予定

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発端:

5月の連休明け、「しんどい」と言って、通っている作業所を休む。

熱は、36.8-37度程度(平熱は35度台で、低いので熱あり状態)

一週間も休み、時々、気になる咳をするので、風邪かな?と思って近くの医者に診てもらう。食欲はあり、仮病か?と思いながらも、病院に連れていく。先生が首の根本を触って、風邪のほうは大したことないが、これは問題だ、血液内科のある大きな病院で診てもらってください。というので、風邪でリンパが腫れることはよくあるんじゃないかな?と思いながらも、次の週に大病院の血液内科に行くと、「リンパが腫れることもあり、若いから腫瘍の可能性もないでしょう」と言われて、何の検査もせずに返されてしまう。「一カ月もして腫れがひかないとか、他にいろいろ出てきたらまた来てください」と言われたのみ。

しかし、2週間しても腫れが引かず、その一週間後に再診。

その2日後にペットをとると、胸のあたりにピカピカと光るものがたくさん

あり、ほぼ間違いなく「古典的ホジキンリンパ腫」でしょう、という診断をもらう。目の前が真っ暗に。横隔膜よりも上に散らばっているので、ステージは2と告げられる。ステージ2であれば8割近くは完治する癌、と言われてショックを受けながらも少しほっとする。しかし、その後、先生がレントゲンを丁寧にみて横隔膜よりも下に、ほんのわずかながら光る場所があったので、ステージ3に変更になった(ただ、治療が始まるまでの3週間を、ステージ2と信じて過ごせたのは精神的に楽でした)