【3月15日(木)】

検査入院

とにかく色々調べまくる。

MRIもまた撮った。

手術中、小児の出血は

少量でもよくないらしい。

血液型を調べ輸血に備える。

息子 B型と判明。

私、妻、息子、全員B型が確定。




今回の手術はチームで動くらしい。

そのなかの1人にクマ先生がいる。

本名は違うが、見た目がクマっぽいので

勝手にクマ先生と呼んでいる。

クマ先生はいつもアロハシャツにサンダル

クマ先生はとても気さくで

息子とも一緒に遊んでくれた。




「ご家族の方にとっては

予想外の出来事でとても不安でしょうが

我々はこういう難しい手術を

仕事としていますのでご安心ください。」




クマ先生のやさしい言葉に

我々夫婦は救われた。





【3月16日(金)】

検査が無事終わり、外出許可が出る。

名大病院の小児科には遊び場がある。

息子の大好きな車のおもちゃも

たくさんある。

息子は帰りたくなさそう。

けど、病院にいる必要がないので一時帰宅

日常生活にもどる。

変わらず息子はめちゃ元気

お外で遊びまくった。

本当に脳腫瘍なのか

全く実感がわかない。





【3月18日(日)】

手術前日、病院に戻る。

いろんな人が来た。

まずは手術を担当する看護師さん。

(眠るための)マスクのにおいを決めた。

息子は「レモンがいい!」と言ったが

「いちご」のにおいに決定。



その後、一緒に手術室に入ってくれる

お姉さん(保育士さん?)

「手術室は楽しい場所だよ」

好きなDVDをみながら一緒に入るらしい。

見たいDVDを決めた。

トーマス?

アンパンマン?

しまじろう?

はたらくくるま?

息子は当然 

はたらくくるまをご指名。

手術前、最後の夜。

息子が納得するまで

スマホで消防車の画像を見まくった。








いよいよ明日が手術

どれだけ手術の説明を聞いても

全く実感がわかない。







自分を大切に⑤に続く