2015年より、継続して行ってきました勉強会。

おかげさまで、21回開催し、160人の方々にご参加いただきました。

 

今回より、次代を見つめて本質を学ぶ「未来塾」をスタートしました。

 

第1回目は、福島で、果樹園を経営されている古山浩司さんにご講演いただきました。

古山 浩司(ふるやま こうじ)様
(福島県福島市・古山果樹園・代表)
 

2011年・東日本大震災を機に、東京での
エンジニアを辞めて、明治時代から続く家業の
果樹園を継ぐことを決意。
そして、ひと玉ひと玉と向き合う育て方にこだわり、
「世界一甘い桃づくり」を目指す。
さらに、福島の次代を担う人々にも影響を
与える生き方・働き方を実践中。
http://furukaju.jp/

 

昨年10月、こども食堂への寄付の関係で、福島の方にご紹介をいただき、

お目にかかる機会がありました。

 

熱心に桃やリンゴのことを語るお話に引き込まれるとともに、

古山さん、ご自身の生き方に大変興味を覚えました。

 

そして、今回、古山さんの生き方・働き方、そして、考え方について、

お話をお聞きしたいと思い、ご講演をお願いいたしました。

 

はっきり言って、予想以上でした。

 

 

①まず、「世界一」という言葉が、努力目標と思っていました。

しかし、古山さんのお話から、いきなり、『世界一とはギネス記録を抜くこと、破ること」

いう明確な宣言のような発言がありました。

 

甘さ世界一は、「糖度」で競うというルールが既に存在するというのです。

さらに、そのギネス記録は、日本人、大阪の方が保持しているということでした。

 

目標を具体的にされていて、さらに、甘さ=糖度という、科学的に数値化できる目標だったのです。

 

「糖度」を上げるための技術開発に、古山さんのこだわりを感じました。

 

 

福島発世界一、というテーマ性です。

古山さんは、二男のため、家業を継がず、やりたい職業である「エンジニア・設計技師」の道を選ばれます。

 

東日本大震災の直前に、東京への転機を機に、サラリーマンのやりがいについて疑問を感じ、自分が責任を取ることができるという理由、魅力によって、家業である果樹園を継ごうと志します。

ところが、迷っているところに、大震災が発生し、その迷いを消してしまう方向へ動き出しました。

 

震災後の放射能による影響と風評被害の厳しい状況を強力なバネにして、

とにかくもがき苦しまれました。

しかも、農業の新参者として、地元福島の方々との軋轢もあり、

相当苦しまれたことと思います。

 

しかし、古山さんの持ち味である「道を極めるこだわり」が、「糖度世界一の桃づくり」という具体的な目標に出会います。

 

 

③その本質には、農業のビジネスモデルを変えるということでした。

量より質。

大量製造、大量流通型だと、小規模農家は持たないとおっしゃっています。

家族経営の良さを維持しつつ、農業で食っていくためには、

「量」より「質」というテーマを、どうやって具体的にビジネスに作り上げるかということでした。

 

古山さんは、そのテーマを、「世界一の桃づくり」に見出します。

 

そのためのメンタル力、たゆまぬ研究努力、そして、構想力の

強さ、大きさを感じました。

 

来シーズンには、ギネス記録更新のビッグニュースが届くことと信じています。

ぜひ、記録達成後に、世界一甘い桃づくりの、その次を、お聞きしたいと思います。

 

弊社の業務とは直接関わりのない業界、農業のお話ではありましたが、

教えていただくことがたくさんありました。

 

古山さん、そして、一緒に、勉強会にご参加いただきました方々に、

心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

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