赤塚城址の自然観察の時に、坂本さんから エノキグサ教えていただいた。

 

葉っぱの形がエノキの葉に似ているからと。

 

ちょっと見ただけでは、ただの草。

 

エノキグサを覚えたいので、一本枝をいただきガラス瓶に活けて机の上に置き眺めている。スタンドの明かりをつけて、拡大鏡(20倍)で見ると何とも奇妙な形。

 

25cmほどの茎に、花茎が50本以上付き、その先に総苞が二つ、まっすぐ伸びる尾花と真ん中に丸い雌花が三つか四つくっついている。中には二つのものもある。

 

総苞の中心は黄緑で、色が薄い。明りにかざすと、光が放射状に延びているように見える。

 

二枚貝のような緑の花(総苞)がいっぱいついている。

 

雄花を肉眼で見ると、0.5mm弱の真ん中に赤味を帯びた短い透明なものがいっぱい、その周りに雄蕊??

 

雌花も不思議な形で、まりものような真ん丸の中央に透明な糸が伸びている。

 

松江の花図鑑 のお写真をおかりして。

 

このエノキグサの不思議な形。

 

 

最初、エノキグサとすぐ覚えられず。

ヒノキグサ ? ケヤキグサ ?

 

そうだ、榎本さんちのエノキグサ なら覚えられそう。

ヤット、エノキグサとすっと名前が出るようになった。

 

初めて知ったエノキグサだが、近所の国道の道端にもいっぱい生えていた。

ちょっと見て花と分からず、教えてもらわなければずっと見過ごしていた花の一つ。

 

昨年知った、キツネノマゴも赤塚城址で見つけて、懐かしい友にあったように嬉しかった。

 

知ることで愛情が生まれる。

 

野草もそうなのかも。