このところ、ニュースで毎朝、毎夕取り上げられている自治体の長のパワハラ。

 

辞職してほしい、辞職するべきの声が時とともに大きくなっている。

 

当人は、選挙でえらばれており「負託を受けているのでその責任を全うしたい」と、辞職する意思は全くない。

 

選挙で80万人以上の得票を得ているそうなので、ご自分の部下が二人なくなったところで、大きな問題ではない。自分の責任で亡くなったと断言できない。そして、パワハラをしたというのは誤認だといわんばかり。

 

東大出身で、上級公務員試験に受かっているわけなので、認知能力や理解力が劣るわけではない、

 

いうなれば、感情的に未成熟といったところか。

 

報道によると、(気に食わないことがあると)激高しやすい、という。ご自分の感情を受け止められないのだろう。しかも、トップなので、当人の周りにいる人は、どうしてもご機嫌取りになりがちなのだろう。トップが右と言えば、右という結論に導かれるような情報を集めて、その結論を後押しする。

 

文書で報告しても、よく読まないでいることもあるとか、ないとか。

 

幹部職員の告発を全面的に否定し、懲戒処分にするという結論を出したのは、周りの職員の後押しと協力があってこそ。

 

報道では、幹部職員を処分するにいったった経緯について詳らかではない。誰の命令で、調査がされ、調査を担当したのはどの部署のだれなのか、どのような情報を集めたのか。ぜひ、百条委員会で明らかにしてほしい。

 

前職は20年もその地位にいたというし。改革を望んでいた職員もいたのかもしれないが、試験に合格す能力、事務処理の効率が高いだけで、トップの仕事ができるわけではないのは、言うまでもないが。

 

ものを言わぬ部下が多くなりすぎて、こういう事態に進んでしまったのか。