3/30日東京新聞朝刊 見出しを見ただけで、ゲンナリ。

異次元の資本主義って、結局は「税」を増やしているに過ぎない。

「子供支援金」ではなく、「子供支援税」と「誠実に丁寧」に表現してほしい。

 

ごく簡単に月950円を年額にすると11400円。

夫婦共働きだと、この2倍 22800円。

 

負担感を少なくするために、月当たりの金額で公表することがとてもせこすぎる。

 

都心のランチは一食1000円未満のことが多いというから、ひと月の負担がランチ一食なら何とか納得してもらえるかもしれないという計算がありあり。

 

私が加入している国民健康保険では、月額350円。

お弁当の最低ラインの一食354円に近い値だが、年額4200円。しかも、翌年は

年額5400円(月450円)、その翌年は 年額 7200円(月額600円)。

3年間で、70%強の増税だ。

 

金利が上昇することを考えると、物価はさらに上昇し、年金が目減りしていくので、

「食べる事さえ困難」な状況がやってきそう。

 

もっと恐ろしく感じるのは、「負担額が多い場合は、基本的に歳出改革による保険料軽減効果が大きくなる」(岸田首相)と首相が予測していること。

 

高齢者の医療費の負担が大きいことを耳にした80代の男性が、「もう治療を受けたくない」と新聞に投書していた。孫や子供に負担(迷惑)をかけるなら、長生きもしたくないし、ケガや体調を壊しても治療を受けたくない、と思いつめている。街の薬局で処方薬と同じ内容の市販薬が販売が増えているのも「国の医療費の削減」という手段の一つでもある。

 

時代劇で、浪人と呼ばれる失業した武士が、失業したうえにさらに病気になり内職もできなくなったとき、妻が「食べることくらいは私が何とかするわ」と夫を励ます。その「食べることくらい」が困難な人がさらに増えそう。今だって、子供の7人に一人は貧困で、さらに高齢の一人暮らし女性の貧困率も増えているという。

 

「金の切れ目が命の切れ目」「ケガも弁当も自分持ち」といった100年も前の時代に戻ってしまいそう。

 

大谷翔平選手の通訳の金銭問題や松本某のセクハラ問題が大々的に報じられているが、「支援金」という言葉を隠れ蓑にした増税が恐ろしい。