我が家の長女、もうすぐ小学生。

生後二ヶ月で判明したのは先天性股関節脱臼。

簡単に言えば、足の付け根の骨が外れてる。

3種類あって、

1、亜脱臼(はずれかかってるよーってやつ)

2、完全脱臼(はずれてるわーってやつ)

3、臼蓋形成不全(外れてはないけど、関節があんまり形が良くないねーってやつ)

のどれか。

私の中では、

「2の完全脱臼がやだなー」

って思ってたら見事にヒット。

完全脱臼でした。




4月に産まれて気づいたのが7月。

まだまだ生後2ヶ月の頃。

歩くわけでもないので、足を引きずるわけでもなく。

痛がって泣くこともない。

気づくサインとしては、

1、いつも同じ方向を向いていて直してもまたそっちを向く

2、足の付け根から膝まで(太もも)にあるシワが右と左で違う

3、おむつ替えがしにくい

4、どっちかの膝が立っていてちゃんとしたカエル型の足にならない

この4つ。

我が子、1、2にビンゴ。

でも初めての子。

怪しいなんて思わず、

「も~、、そっちが好きやねー」

というだけの日々。

遊びに来た友達が、

「ねえ、この子足のシワが違うばい。病院連れていきー」

といったときも、

「えー、、普通やろー」

としか思わず。

でも、念のため近所の有名な整形外科へ。

レントゲンを撮ってほしいとお願いしたけど、

「お母さんはこの子一人しか見てないけど、僕はこれまで何千人も見てきた。レントゲンを撮る必要はない。外れてないから安心して」

と言われて帰宅。

しようと思ったけど、その足で小児科へ。

見た瞬間先生が

「お母さん、この子多分外れてる。こども病院に紹介状書くから連れて行って」

と。

もうね、放心。

え?

まじで?

って先生に言った気がします。

そして予約が取れた日にこども病院へ。

近くにこども病院があるってほんとによかった。

レントゲンを撮るときにギャン泣きする我が子。

まだ二ヶ月。

私も負けずに泣いた。

できた写真はガッツリ外れてる骨の写真。

リーメンビューゲルという私の人生に存在しなかったワードを初めて聞いた瞬間。

16週間もつけっぱなしなこと。

お風呂のときも外れせないこと。

寝返りも打てなくなること。

チャイルドシートにも座られせられないこと。

色々説明を受けるけどただ、泣くだけの私。

思い出してもまだ泣ける。

リーメンビューゲルは3ヶ月にならないとつけられないと先生に言われ、それまでまって装着。

最初の何日かはすごくむすめが泣いた。

新生児に戻ったんじゃないかっていうくらい、寝ずに泣いた。

私もまだ泣いた。

自分のせいだと思ってすごく泣いたし、謝ったし、責めまくった。

でも意外とリーメンビューゲルになれるのは早かったし、つけて二日目の検診では骨がきちんとハマってた。

また泣いた。

それから検診の期間がすこしずつ開いて、検診のたびに経過が良ければベルトの穴が広がっていく。

その分、足の動かせる範囲が増える。

寝返りこそ打てないけど足もブンブン回すし、ベルトは娘のいい遊び道具だった。

三ヶ月検診。

同じくらいの子がたくさんいた。

みんなかわいい格好をしていて、可愛かった。

娘だけ、肌着に簡単なはおりもの。

リーメンビューゲルつけてる娘に視線が痛かった。

検診の担当の人の「もう気づけたの?すごいねー。この子はあなたがお母さんで良かったね」という言葉にはどれだけ救われたかわからない。

西松屋で指をさされて「見て、あの足」って言われたこともあったなー

そんなこんなを乗り越えて8月4日につけたリーメンビューゲルを11月16日無事卒業。

長くなったので続く。