テレビ番組だったかYOUTUBEだったか忘れてしまいましたが、なんかの映像を見てたら「初代タイガーマスク」佐山聡さんが自分が運営している事務で練習生のスパーリングの相手をしていました。佐山さんがサンドバックを持って練習生にキックを打たせていた場面。
キックを受けた後、「思いっきり蹴ろ」と指示。
練習生はまたミドルキック(回し蹴り)を打ちます。
「思いっきり蹴ろ」と、また佐山さん。
練習生がキックを打ちます。
「だから、思いっきり蹴ろ、って」佐山さんちょっとイラついた感じで一言。
また練習生がキック。
それでも気にいらなかったのか、ついに佐山さん
「思いっきり蹴ろ、って言ってるだろっ!!」
とぶち切れながら練習生をどつきました。
素人目からするとそこそこ強そうなキックなのになぁ、と思いながら見てたんですが、
多分、練習生がフォームを気にしながらキックを放っているのが駄目だったんでしょうか。
「思いっきり・・・・・」と指示されたなら、フォームなど気にせず遮二無二蹴っていけば良かったのではないでしょうか。
前にサガン鳥栖にも在籍していたこともある、元Jリーガーの萬代宏樹さんですが、最初の在籍クラブであるベガルタ仙台(当時J2)時代にうち相手にハットトリックを成し遂げました。
もちろん、サガンに苦杯をなめさせた憎たらしい相手と言うこともありましたが、
「こんな奴、プロでは大成せんわっ!」と憤った記憶があります。
3点目が確か、ペナルティエリア内でうちの選手に倒されてPK獲得したんですが、まだ20歳そこそこの若い選手が姑息にもPKを誘発させるようなプレーぶりに、若い頃から老獪なプレーしてるんじゃないよ」と感じたからです。
もちろんPKを誘うようなプレーは反則ではありませんし、浦和の興梠なんかは、まさにそんなスタイルで、誰もが「うまい」と感嘆する選手。
ただ、若いうちから小さくまとまろうとしすぎると、あんまり成長していかんのかな~と思うわけです。実際、萬代がベガルタからJ1のジュビロへ移籍したもののたいした活躍も出来ず、うちを含めてJ2を転々と渡り歩くサッカー人生でした。
ブレーキをかけながら、も大事ですが、たまにはアクセルをグッと踏み込んでみるのも人生での勉強になるのではないでしょうか。
(あっ、もちろん車とかバイクとかではちゃんとブレーキかけてね)