まだ、母が健在な頃に書いた作品です。
コロナの最中、ろくに面会もできないまま
見送ることになったしまいました。
せめて最後に温泉でも一緒に行きたかったと思うばかり。
今 母の思いが歌になって・・・
空で聞いてくれているかな?
人はいつかは、寿命が来るもの。
私の番が来た時に 母にいい土産ができたな~
幼子聞いてください。
「幼子」
歌唱:todoko.
作詞:浪花乃月
作曲・編曲:藤とおる
幼子
1
お昼過ぎても すやすやと
幸せそうに 眠る母
ゆっくりと 休んでね
あんなにも 懸命に
働いて 来たのだから
ああ あなたは 年老いて
すこうしづつ 幼子に戻る
2
お前随分 母さんに
似てきたよねと 笑う母
今はもう 亡き人の
面影を 追いかけて
故郷の 夢を見てる
ああ あなたは いつからか
私を見て 呼ぶお母さんと
3
風に揺られて 並木道
頼りを杖に 歩む母
人生の 歳月は
廻り往く 走馬燈
何時の日か 静かに止まる
ああ あなたと その日まで
共に歩く この並木道を
ああ あなたは 年老いて
すこうしづつ 幼子に戻る