UQモバイルで「スマホトクするプログラム」が6月3日より実施している。

 

こちらのWebページでは、残価設定型であるため、返却することを前提にお得に利用できる旨の説明がある。

 

 

 

早とちりのYoutuberは、1円スマホのたぐいだと勘違いしてしまったようだ。

 

しかし、Webが公開され、具体的な金額が出てくると、なんと、2世代前のiPhone13が毎月1400円程度で利用できる等、トクした感じが一つもしない。

この会社のマーケティング部門は、本当に競合を研究しているのだろうか、と筆者は甚だ疑問に感じている。

 

auやソフトバンク、ドコモでも残価設定型のプランは行っている。それらは1円スマホも含まれている。ソフトバンクであれば、iPhone14が2年、iPhone15が1年使える。

 

ランニングコストを含めて考えてくれ、という反論が聞こえてきそうだが、ランニングコストを含めた訴求にもなっていない。

 

このWebページをよく見ると、コピーが弱いということに気が付く。

 

機種変更、新規でもOKなのか、MNP限定なのか、ぜんぜんわからない。

 

仮に機種変更を含めた形であれば、大手キャリアの1円スマホとは違うのだから、それをきちんと訴求すべきである。

 

「おトクに。」のコピーも弱い。具体的な数字を入れないと、イメージがわかない。

 

よく洗剤やパソコンソフトなどで、「比べてください!」という訴求がまったくない。

 

筆者は長い間UQのユーザーであり、品質は悪くないのだから将来的には戻ろうとも思っている。

 

技術は高い、だがマーケティングが弱い、という事例のひとつだ。