保育園保育は「対人援助」の仕事です。大量生産方式で作られた製品を「管理する」仕事とは違いますので、一人ひとりの子どもの成長を促すために「人の手」は欠かせません。保育者がその担い手ですが、いま、この保育者がいない。入園希望に叶えて受け入れようとしても、保育者がいなければ「最低基準」に抵触することになります。一昨年来、「不適切な保育」が大きな問題となりました。保育者の資質も背景にあるかも知れませんが、保育現場の「人の手」がない(少ない)ことも一因であるとも指摘されました。
恒常的な保育者不足(離職率が高いことも)のなか、保育者の供給源であった保育養成校が学生募集停止などに追い込まれていることも保育者不足が更に深刻となる要因です。どこかに保育士資格を持っていて働きたいと思っている方はいませんか。求人情報誌などに掲載しても「反応」はさっぱり、です。そんななか、毎日にように保育者人材紹介会社からDMが届いています。「なんだ、保育園の近くにこんなに保育の仕事をしたい人がいるんだ」と送られてきたFAXを眺める日々です。仕事をしたい人がなぜ紹介会社につながるのか、その仕組みはわかりません。でも、やはり「不可解」。
保育者、大募集!