オイラと友人が
担架を向かい合った状態で
持っている
オイラ「右に進んでくれ」
友人「右というのは君から見て右か?」
オイラ「いや、君から見て右だ」
友人「俺から見た右は君から見た右とは
反対になるのだがいいのか?」
オイラ「それでいい。箸を持つ方に進んでくれ」
友人「箸は左でもつんだが。さっきと違うがいいか」
オイラ「悪かった。俺から見た左。
君の箸を持たない方だ」
友人「そうか、わかった」
といって持つ手を変えながら前を向いた
そして彼から見た右、即ちオイラから見ても右に
向かって歩き出したので
慌てて
オイラ「待て!そっちじゃない」
友人「箸を持たない方といったじゃないか!」
オイラ「さっきと今では向きが違うじゃないか」
友人「変わったら教えてくれ」
オイラ「向きを変えたのは君じゃないか」
友人「それに気付いたのなら教えてくれても
いいじゃないか!」
オイラ「悪かった。」
そんなやりとりをしながら
遅々として進めない
そんな夢を見た。
疲れた。
まるで別役実さんの世界だ。
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