夫の右手は、もう一生、動かないのかなあ
発病して、3年が過ぎると、いくら強気の私でも、ちょっぴり諦め気味
良いと思うことは、何でも、やってみました。
「感覚リハ」も、やったなあ、、、歯ブラシで指をこちょこちょして、「どの指だ?」なあんてね。
なかなか当たらなかったけど、夫は、結構楽しんでましたよ(^^)
でも、なにをやっても、目に見える効果は、出なくて、「どうしたら良いのか」、わからなくて・・・二人で話し合って?「とにかく、悪化させないように、無理せずリハビリを続けよう。そして、チャンスを待とう」 と決めました。
優秀なPTに、治療してもらっている「今」が、そのチャンスなのかも
先生は、夫の右手にさわって、時々、こう言います。
「いい手ですよ」
「先生、いい手って、どういう手ですか?」
「緊張が取れていて、私がさわったり動かしたりしても、軽く開いている状態が保てる手、です」
夫の右手は、動かそうとすると、すぐに指が反応して、キュっと曲がってしまいます。
肩のあたりを柔らかくして、私が夫の手を、軽~く、持ち上げられるようになるのが目標です。
週に1回の訪問リハでは、なかなか手のリハの時間が持てません。
それでも、少しずつ、成果が出始めています。
すこ~し、腕の動きが出てきました。
椅子に座って、テーブルの上にタオルを置き、その上に腕を乗せ、雑巾がけをするように、腕を動かします。
手とテーブルの間にタオルがあるので、滑らせやすく、少しの力で、腕が動かせます。
以前は、動かそうとすると、手がグーになり、腕は固くなってしまっていました。
それが、いつの間にか、腕が左右に動いています。
手には、力が入っていません。
「動いてるね」
「そうね~」
「軽い感じだけど、力、入ってるの?」
「う~ん、??」
力を入れても動かなかったものが、力を抜き、筋肉を柔らかくすることで、動きが出てきたようです。
「頑張る」だけでは、うまくいきませんね(^^;)
「先生に、もっともっと教えてもらいたい」という気持ちが、私の体全体から、出てるんでしょうねえ
「奥さん、リハビリに興味ありますか?」
家族も積極的にリハビリに参加する、という考えもあるそうです。
実際に、頑張っている家族がいるらしい・・・
「やってみますか?」
ということで、私ができるリハや、リハの意味、筋肉の状態、など、教えてもらっています。
「空いていない」ということで、増やしてもらえていなかったリハですが、「朝早くても良ければ」ということで、週2回にしてもらえることになりました
このチャンス、逃してなるものか
あ~、また、悪い癖 周りが見えず、熱くなる私・・・
力が入りすぎると上手く行かないって、わかったはず、、、ですよね。
力を抜いて、ゆ~っくり、がんばりま~す