みなさまは「天才」を見たことがありますか?

私はありません。

でも、ネットでも本でも、天才数学者や天才ピアニストや天才スポーツ選手や天才子役の話が取り上げられるのをよく見かけます。

ですが、私は天才の実物を見たことがないので、
天才なんて本当はいないのやもしれない。誰かが、あの人は天才だ、とレッテルを貼っているだけで、本当の天才など何処にもいやしない。称号と同じことかも。
なんて思ったり思わなかったり。

私が見たことないだけで実際は何処かしらにいるんだろうとは思います。

私が見たことのないものはこの世に存在していないものだ、なんてそんなことはありません。

でも何処からを天才と呼ぶのか、という明確な定義がありません。

定義がない以上、いるもいないもわからないなぁと思います。


一体みんなは何処からを天才と呼んでいるのでしょう。

みんなで集まって天才について語ったとして、全員がそれぞれ考えていた天才の定義が違ってしまえば、すでに会話の中で人物の相違が生まれています。

○○さんについて噂話をするのに、お互いにどこの○○さんのことなのかをよく確かめずに○○さんについて話していたら、そもそもお互いの言う○○さんが同じ名字の別人だった。

天才について話す時も、これとなんら変わらないと思うのです。

本当に本当に天才は何処かにいるのでしょうか。

そもそも天才とは何を指して言うのでしょうか。

誰にもわかりません。

だからこそ見てみたい。だからこそ気になる。

天才の存在は、人々の好奇心をくすぐる力があるようです。

奈々代照れ