nanaseのブログ -16ページ目

良い声と悪い声

A  仕方なかったんだ

   寿命だったんだよ

   決まってたんだ

 

B  そう思いたいだけなんじゃないの?

   君はいつも自分勝手に思うから

   もっと生きれたんじゃないの?

 

Aが真実だと思っていても、Bの声が聞こえる

あーしてれば、こーしてれば彼は生きていたかも知れない

その想いが一番辛い

 

息子がまだ生きていたかも

そう考えるだけで痛くなる

 

だけど、思い上がりもいいところ!

私に、人にそんな力はない

 

迷いなく良い声とつきあおう

わざわざ辛い思いをする必要なんてない

 

 

私にとって都合良くて気持ち良いことだけ見つめてと思う筈だから

 

サイン

A氏

「それで死因は?」

「寿命です」

A氏

「その根拠は?証拠は?」

「根拠も証拠も沢山ありすぎて、

 彼は生まれて亡くなるまで様々な

 寿命と言い切れる証拠を私に見せてくれました」

 

っと事細やかに書こうと

少し書いたのだけれど、アクシデントがあって

翌日削除した

 

息子から

(人それぞれなんやから、証拠並べしんといて)

と言われた様な感じがした

 

カッコいい男だったから

カッコいいまま逝きたいのに証拠並べなんて・・・

 

でも本当に逝った日に全て謎解きされた感じだった

ずっと前からこの日の為にお知らせを証拠を残したんだよって

だから、そんなに悲しまないでって

 

亡くなった後も、ずっとサインを送っている

テレビやパソコンや電気関係と空が一番多いと思う

 

何よりも天使ママのブログ

そこはサインの宝庫

私の探し求めている答えがある

そして何より私が貰っているサインが

私だけのものでなく、遺族が共通して受け取っている事実

 

知らせたい事が必ず分かるように

友達からもあるし、本当に彼は死んでも一生懸命なんだなぁって(笑)

 

夢のはなし

◆納骨までの最後の月命日

 とても悲しくて泣いていた

 眠ると夢に息子が現れて

 

息子

「どうも上級試験アカンかった」

「もう、そんなに頑張らんでも良いねん!」

そう言って頬ずりした

温かい頬だった

 

◆また悲しくなって泣いた日

 プランターの夢

 もう息子は亡くなっているので彼のあの世のプランターは枯れている

 

 私のベランダのプランターも枯れている

 でも、少し芽が出てきた

 

 すると息子が

 「その芽が伸びて咲くと、こっちのプランターの芽も伸びるん。繋がってるんやで」って

 

 私のベランダの庭は花ざかり

 だから、きっと彼の世界にも

 もうすぐ花が咲くだろう

しょうみきげん

子供の頃

親が死んだらどうしようと

もちろん生きていけないからでもあるけど

 

それより何より両親をとても愛していた

その愛は永遠だと思っていたけれど

自分が結婚する頃には愛は相手へと移行し

親子の愛の賞味期限はきれてしまう

 

それは普通なんだけど

親はまだ子供を深く愛していて

特に母親は息子に片思いしてる(笑)

それでも年々賞味期限が近づく

 

息子への愛は頂点でとまったまま

保存状態良好で腐らない

 

実に効率の良い愛の保存

のりもの

人は遺伝子を残すために

肉体という乗り物に乗って生き続けるんだと

そう思っていたけれど

 

息子のことで考えが変わった

 

人は愛を見つけて、愛を知る為に

生き続けるのではと思い至った

 

宇宙が愛そのもので

愛を体感する為に産まれる

 

愛には冬もあって痛みもあって

 

結構、宇宙を創るのって大変なんだよって

教えてくれてるのかな

 

愛の深さを教える為に産まれてきたのだろうか?

彼は意味なく死んだりしないから

 

それなら彼の魂は本当に良い仕事をして逝ったんだよ

痛みは

愛していなかったら

 

悲しみも苦しみも

どこから来るって?

 

知らない人が逝っても、私は悲しくない

誰だって自分のペットが旅立つ方が苦しいし悲しい

 

愛してるから

 

息子を愛していなかったら

涙も出ないだろうし、心も痛くない

気が狂いそうで、息も出来ないほど心が痛いのは

 

愛してるから

愛には喜びや嬉しさや感動と同時に

愛故の痛みと悲しみ苦しみがある

その愛の経験が必要だから、こんなヒドイドラマを体験させるんだろうか?

愛故のプラスの喜びを全部消し去ってしまう程のマイナスの愛

 

人ってどちらも経験しないと許されないんだろうか

愛には、こんな悲しい後ろ姿もあるって

 

愛を知る為に生まれてくる

愛が無ければ喜びも悲しみもない

愛が深いほど、それも深い

どんなに痛くても

愛してること、愛したことを何よりも大切に思う

愛は

温かくて、かわいくて、うれしくて、ときめいて、感動して、

ずっと見つめていたくて、ずっと抱いていたくて

いくら見ても飽きなくて、生きているだけで感動で

笑っていて、心おどり、胸ふくらむものだと思っていた

 

愛がこんなに苦しくて

愛がこんなに血だらけで

愛がこんなに痛いものだなんて

 

知ってた

 

おこがましい

私は

自分が努力すれば

自分が想像できれば

自分の想い描く人生を

創れると想っていたし

 

子供たちも自分の想い描く様に

幸せになれると

 

そう信じていた

 

だけど、それは大きなおごりだった

 

幸せは自分だけしか作用しない

自分しか自分を幸せに出来ないって

 

だから、それが一番基本で

子供であっても、自分以外の人を

幸せに出来るなんて

 

なんて、おこがましい考えだったんだろう

 

息子のことがなければ私は自分におごっていた

私の努力で

私の頑張りで

家族全員幸せになったと

そう思い込んでいただろう

 

神様からガ~ン

頭をたたかれた

 

自分が自身を責任を持って

幸せにする

そのことしか出来ないし

それが基本でそれが一番

大切なこと

 

それ以上責任は持てない

魂は手を繋げても

個々、独立してるんだから

 

だから今、

私の仕事は自分を幸せにすること

そらから

幸せを望んでいるのは間違いない

いや、幸せになることを確信してる

 

その事を迷いなく心配もしていないだろう

 

だけど

こんなに泣くのを

こんなに悲しむのを

きっと驚いているだろうと思う

 

戸惑っているんじゃないかな

 

どんな世の中になろうと

どんな状況でも

必ず突破して生きるだろうと

確信してるだろうから

 

戸惑っているだろう

 

あまりに悲しむから

天使

我が家は全員大人で

全員自立していて

誰も依存して生きてない

昔から家族全員仲良くて

それでいて独立してる

私は中学生になったらかまわない

私自身がかまわれるのが大嫌い

とにかくほっといてほしい

だから子供に反抗期もなかった

 

ごはんが食べれて

住居があって、服が着れて

お金があって、お風呂が入れて

何よりも愛されて

基本それだけあれば

朝も起こさない

だから全員自立していて

困ったことは一度もない

誰からもどうしてそんな風に育つかと

 

一番手がかからない

一番自立していた子が逝った

 

それをどう受け止めればいいんだろう

思えば彼は幼い頃から一人天使だった

 

私は逆で子供の為なら悪党だってなれる

そんな私を笑ってちゃかしていた

私をいつも頼もしく思ってくれていた

 

だから今、とまどっているだろう

 

子供の為ならオオカミでも丸焼きにして食ってしまう程の母親が

ずっと悲しんで泣いているのを

5次元の扉

2ヶ月過ぎた頃

 

悲しくて痛くてどうしようもなくて

もがいていた、悲しみの海の中でおぼれていた

 

精神科に行こうか?

(いやいや、私はまともだ。ただ悲しいだけ)

悲しすぎて

わかちあいの会に行こうか?

(いやいや、人の悲しみ迄受け止められない)

 

そう考えていた時に

 

夢を見た

夢の中で、まるいクッキー色のマンホール位の扉があって

(夢の中で息子があの世から来たのを知ってる)

長男が立っていて

私が聞く

「それが5次元の扉なん?」

長男

「せやで」

「行ける?」

長男

「そっちからは入れへん。こっちからしか行けへんねん」

既に死んでいるのは夢の中でもわかっているので

私は何気ない普通を装って聞く

「それで、どうなん?」

(そっちの暮らしはどうなのって意味)

長男

「楽やで~」って

真っ直ぐ立って、ちょっと静かな笑顔だった

 

目が覚めた

 

私が一番知りたかったことを、初めて夢で会話した

 

その日、歩きながら

(どうして、あんな都合良い夢を見たんだろう?)

そしたら

あっ と思い出した!

前日、長女の本棚を整理した時に何故か見つけた巾着袋

中に

私の母子手帳と長男のへその緒が入った箱

ええっ!?

長女の本棚に?どうして?まして私の母子手帳なんて!息子のへその緒と一緒に?

 

私と繋がっていたへその緒が

正に宇宙からの魂の通り道だった?なんて(笑)

 

箱の色はクッキー色