1番茶刈り終了〜2番茶へ向けて | 茶づくりfarmer美智子のお茶ブログ

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気楽に気ままに 

日々のお茶仕事と暮らしを 

綴ります。

 

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  ​新茶刈り終了


1番茶(新茶)刈り終了

4月末から始まったお茶刈りが 

5月末に終わりました。 

 

規模をずいぶんと縮小したので 

早く終わるかと思いきや 

お抹茶になる碾茶(てんちゃ)を 

作っている関係で1ヶ月間かかりました。 

 

私は煎茶と碾茶を作る茶農家です。 

 

煎茶は露地栽培(黒いネットをかけない) 

だったので、早く終わりました。 

 

碾茶はおおむね20日間被覆 

(黒いネットをかけます) 

しなければなりません。 

これはあくまでも 

京都府の決まり事みたいです。


福岡県や静岡県では 

また違ってくるようです。 

 

なので、終了まで長丁場になります。 








 

  ​黒いネットの効果

 

黒いネットで被覆すると  

旨みや甘みが出て 

渋みや苦味が少なくなります。 

そして「覆い香」〜 

ちょうど青海苔のような香りが

付きます。

 

また、クロロフィルが増えて 

葉の緑色が濃くなり 

綺麗な緑色のお茶になります。 

 

お抹茶にすると濃い緑色とこの覆い香が 

とても美味しいものにしてくれます。 

 

私の茶畑では 上の写真のように

直(じか)がけをしています。 

直がけの新茶の碾茶は 

『初茶碾茶』と言います。 

 

棚がけで手摘み場合、 

『宇治碾茶』と呼ばれます。 

『宇治碾茶』は新茶の時期のみ生産されます。 

 

私の茶畑では二番茶芽、三番茶芽までとります。 

二番茶芽は『二番碾茶』

三番茶芽は『秋碾茶』と呼ばれます。 




上の写真が碾茶です。 

これを石臼で碾く(ひく)と抹茶になります。 

 

石臼で碾くと言っても 

グルグル回し続けて1時間で40gしか 

できないのです。 

 

早く回して早く作ると 

熱を持ってしまって 

美味しくなくなるから 

じっくり碾くんです。 

 

こうしてできるのが抹茶です。 

 

結構な手間がかかってます。 


 

こちらの画像はお借りしました。 

電動石臼です。 

40g/時間

 


 

 

  ​八十八

 

お米を作るのに八十八の手間かけて 

といわれますが 

 

お茶も結構手間ものです。 

 

お茶は八十八夜に摘むといいます。 

 

農業って『八十八』っていうのが 

ポイントになるんだなぁ。  

 

一朝一夕にはなかなかできない。 

手間ひまかけるから美味しいんだと 

思います。  

 

さあ、また二番茶が始まります。 

それに備えて茶仕事進行中です。 

 

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