最近、活字を欲してない。
その代わり撮りためしていた映画やDVD
を観ています。
しばらく映画の記事続くと思いますが、よ
≪勝手に評価≫
総 評:★★★★☆
ストーリー :★★★★☆
キャラクター :★★★☆☆
監 督: 岩井俊二
出 演: 中山美穂
豊川悦司
酒井美紀
柏原崇
ストーリーは、
神戸に住む渡辺博子は、山で遭難した婚約者の藤井樹
の三回忌の帰り道、樹の母に誘われ、彼の中学時代の
卒業アルバムを見せてもらう。
博子はアルバムに載っていた、彼が昔住んでいたという小
樽の住所(道路建設のため今はない住所)へ手紙を出す。
すると、来るはずのない返事来た。神戸と小樽での文通が
始まる。
(ネタバレあり)
神戸と小樽という二つの地域と、現在と樹(男)の中学時代という
二つの時間と、秋葉茂・渡辺博子、藤井樹(男)・渡辺博子、藤井樹
(男)・藤井樹(女)の三組の男女が織り成すラブストーリー。
思春期にはちょっとした共通点や周囲のからかいに”ドキドキ”
するものだ。
気になるけど・気にならないふりをする、見ていたいけど・目をそら
す・・・。
○誰も借りない本を借りて”藤井樹”の名を記す樹(男)
○最後の大会に出られなかった樹(男)
○父を亡くした樹(女)
○転校する樹(男)
○転校が決まった日に”樹(女)の似顔絵を描いた図書カード”入り
の本を樹(女)に預けに来た樹(男)
そんな甘酸っぱい中学時代の樹(男)と樹(女)のストーリーに胸が
キュンとなる。
藤井樹(男)が亡くなった後、天国の彼に手紙を送り・・・中学時代の
樹(男)のことを知りたがる博子。
亡くなった人は”生きてる人の心の中”で生き続け、時に鮮明に浮かぶ
・・・・。心の支えにもなるし、呪縛にもなる・・・。
○藤井樹(女)の顔が博子とそっくりと知った時、落ち込む博子
○死の直前、樹(男)が”博子の好きな歌を口ずさんでいた”と知った時
、博子は”愛されていたことを実感する”
人は経験で生きているし、何かのきっかけで結びつきは変わってくる
・・・・。今の結びつきを大切にすることが、幸せへの第一歩に繋がると
いうことを伝えたかったのかな?と思った。
神戸の町並みと、小樽の雪景色両方の景色とも美しく綺麗な映像で
した。
サブストーリーの樹(女)の母と祖父の物語も良かった。
もやっとポイントは
1)中学時代の樹(女)は現在の樹に比べると女々しくて、キャラクター
が違うなという印象を受けた。
2)父が風邪をこじらせて亡くなったのに、冬場にひいた風邪を早めに
治そうとしない樹(女)とその家族。