私が半ズボン復活運動を始めて、今年で20年になりますが、全く前進していません。

原因としては、私が呼び掛けを行っても、「ならば自分もやってみるか」という人が現れないことがあります。

私が調査した結果を踏まえても、「半ズボンの方がいいのに」あるいは「半ズボンという選択肢があってもいいのに」という人は、ゼロではないようなのです。

西松屋も、半ズボンの製造と販売を再開するつもりがないことを断言する理由として、「半ズボン、どうしました?」という問い合わせが一件もないことを挙げています。

こちらが、ファッション企画会社に、「現役小学生の10人に3人は半ズボンを穿いてもいいと言っている」とアンケート結果を示しても、「それって、10人中7人は半ズボンを穿きたくないと言っていることではありませんか。どこから見てもハーフパンツがいいです」と言われてしまいます。

私は、製造や小売りに影響力があるのは、ファッション企画会社だと見ています。

ファッション企画会社が、「今日風ではなく、一昔前風がいい人もいるのですね。儲からないとは思いますが、業界に提案してみましょう」と言ってくれれば、山が動く可能性はあるのです。

ただ、彼ら自身が、「今日風がいい」と確信している人たちなので、山を動かしてくれることはないと思います。

なら、半ズボン復活派が自主的に行う、ということになります。

アイデアがある人はアイデアを出し、お金がある人はお金を出し、人脈がある人は人脈を出し。

他人任せにしていては山は動かず、数人で動き出せば山が動く可能性があるのです。