今日日中、大学生くらいの男性がジャージ地のトレーニングパンツタイプのハーフパンツを穿いて自転車に乗っていました。

相当暑いと見えて、ジャージ地のハーフパンツを足の付け根まで捲し上げていました。

普段、足の付け根を出すことはないらしく、太ももは真っ白でした。

なぜ、業界は半ズボンタイプのトレーニングパンツを売りに出さないのでしょう。

高温多湿な夏の日本で、スポーツをする時にハーフパンツなど不合理なことは分かると思うのに。

たぶん、業者はしらばっくれると思います。

「半ズボンタイプのトレーニングパンツなら売りに出しているよ。その大学生が穿いていたトレーニングパンツだよ。だって、膝から下は出しているわけだから、長ズボンではないじゃん。足の付け根まで見えるズボン?そんなの知らないよ!」。

精華小学校も、出入りの業者から、ハーフパンツタイプの制服にモデルチェンジするよう奨められたのだと思います。

もし、精華小学校の経営者が、「うちの孫にも、半ズボンを穿かせたい。小学生以下の可愛らしさは、半ズボンが引き立てる」とでも言えたのであれば、精華小学校の制服のハーフパンツ化は起こらなかったと思います。

恐らく、精華小学校の経営者としても、半ズボンを可愛いともかっこいいとも思っておらず、「半ズボン制服が、志願者増のネックになっている。ハーフパンツ制服にすれば、志願者が増える」くらいの業者の奨めにコロっと行ってしまった可能性があります。

「制服を、マイナーチェンジしました。ちょっと見た目には分りません。どこが変わったか分かりますか?」と言い寄って、「ズボン丈の長さ!」と答えたら、「正解!これでトランクスやボクサーも下に穿けるようになりますよ!」くらいに言うのではないでしょうか。

精華小学校だけではありません。

カリタス小学校も、2019年2月には、半ズボン制服を採用していました。

小田急線の車内で、私は見ています。

しかし、カリタス小学校としても、「事件もあったことだし、目立たない服装をした方がいいのでは」という業者の奨めに応じてしまった可能性があります。

私が想像するに、池袋にある東京六大学の系列小学校でも、今頃業者から「制服をハーフパンツにモデルチェンジしませんか」という勧誘の攻勢に遭っているのではないかと思えます。

今のところ、この小学校が制服にハーフパンツを採用していないのは、「小学生以下の可愛らしさは、半ズボンが引き立てる」という考えを、経営者が持っているからではないかと思えます。

この小学校でも、経営者が変わったら、半ズボン制服の命運がどうなるかは分かりません。

業者は、半ズボン制服を続けている私立小学校に対し、ハーフパンツ制服を奨めることはあっても、約20年前に半ズボン制服を廃止した私立小学校(例えば、東京創価小学校)に対し、「貴校がハーフパンツ制服を採用してから20年になりますよね。そろそろ半ズボン制服に戻しませんか?」という勧誘は、絶対にしないからです。