精華小学校の、制服モデルチェンジのお知らせを復習してみます。
「平成29年4月から、本校の伝統ある制服のマイナーチェンジをしました。イメージを大切にしていますので、ぱっと見た目には変わりません。しかし、より着心地よく、そして扱いやすくしています。校内着も同じ目的で改良しています。」
いつも、ハーフパンツ化は「ちょっとだけ」をキーワードに推進されます。
1993年頃、「ちょっとだけ丈を長くした半ズボン」はもも丈くらいの長さ。
そして、その後スネ丈くらいのハーフパンツを出すに当たっては、「ちょっとおしゃれな子は、スネ丈のハーフパンツを穿く。」
では、逆はどうでしょう。
もも丈の長さのハーフパンツを半ズボン丈にしたら、どうなるでしょうか。
私が、調査を依頼してみた複数の会社の、ある若い担当者は、次のように回答しました。
「こんな短いズボン、いじめ、からかい…是非、クローズドな場所で。」
オープンな場所でしたらどうなるというのでしょう。
私は、実験済みです。
半ズボンが嫌いな7割方の少年たちが、目を三角にして逃げていくだけです。
精華小学校は、「ぱっと見た目には変わりません」「マイナーチェンジです」と煙に巻いて、半ズボンを闇に葬り去ろうとしています。
半ズボン制服のお蔭で志願者が減少したにせよ、痴漢や盗撮の被害があったにせよ、由緒ある半ズボン制服を廃止するなら、その理由を明言すべきです。