第1次世界大戦のさなか、祖国の独立を求めて立ち上がったポーランドの人々の戦いを三角関係の切ない恋愛劇を絡めて壮大なスケールで描き、本国で大ヒットした戦争ドラマ。
18世紀以来、ロシア帝国、オーストリア帝国、プロイセン王国の周辺3大国による分割統治が続いていたポーランド。1914年、第1次世界大戦が始まり、各国が互いに相争う中、ポーランドの人々の間で祖国の独立を求める機運が高まり、市民たちがその戦いに参加。大戦終結後、ついに悲願の独立を果たすことに。彼らの運命の戦いを、切ないラブストーリーを絡めて描き、本国ポーランドで大ヒットを記録した。主役の3人の男女を若手の注目株たちが好演するほか、「殺人に関する短いフィルム」のM・バカらが共演。
以上、wowowHPより
あらすじ
17世紀からロシア、オーストリア、プロイセンの三国に支配されていたポーランド。1914年、国家独立を目指し、第一次世界大戦中、ロシア革命を機に当時実質的な支配下にあったロシアとの交戦が始まっていた。オーストリアの協力も得ながらロシア軍の進軍を食い止めるが、圧倒的な兵力の差で敗北が目前に迫る中、1916年、ロシアとポーランドの間、"コシチュフヌフカ"でポーランド軍7000人vsロシア軍13000人の戦いが始まろうとしていた。果たしてポーランド軍は勝利を収め、独立国家を手にすることができるのか。運命を懸けた戦いが今始まる!
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ポーランド映画なんて初めて観たと思います。名前も顔も一度じゃ覚えられないので、敢えて、結末以外はある程度ネタバレ状態で書いてしまいました。
しかし、もう初めて見るものだらけですので、書いてあるものと違うと感じるかもしれません。あと、この映画を観て、今のウクライナの事を思いやれるかなとも思いましたので、細かく書いてみました。
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志願兵のタデウシュ・スバルスキ(バルトシュ・ゲルナー)とオラ(ヴィクトリア・ヴォランスカ)は婚約者同士、タデウシュは、クラクフで医療をしながら待っているように言って前線に行こうとしますが、オラも役に立ちたいと一緒に行きます。
ウッチに帰りたいと逃げて来た兵士ユゼフは、その地でロシア兵が奇襲をかけて来た時に活躍してポーランド軍に加わります。
ある時、オラは特命を受けて敵の戦地に向かいます。見事に成し遂げたものの、一緒に行った女性は殺されてしまいます。タデウシュは、彼女を守って基地まで帰ってきますが、転属を言い渡されてしまいます。その戦いでオーストラリアの命令でロシア軍の塹壕を一つの騎兵隊で攻撃しなくてはならなくなる。
1915年6月13日ロキトナの戦い ポーランドでは有名な戦いなのでしょうね。
どうやら勝利したようですが、64人で進撃してそのほとんどが戦死したようです。
戦友もそう思って形見をオラに渡します。
悲嘆にくれて、タデウシュがくれた銃を手にさまよっていると、看護の手伝いを頼まれそれに身を投じて行きます。
司令官(ミロスワフ・バカ)と一緒に戦いに行ったユゼフ(セバスティアン・ファビアンスキ)は、捕虜となるものの、以前日露戦争で仲間だった大尉にロシアの部隊に入れと言われる。決闘までして入隊をせまるが断るポーランド部隊の司令官。
決闘の時に手に入れたのか、銃を隠し持っていてユゼフと共に脱走を図ります。
ユゼフは逃げおおせ、司令官の処刑を目の当たりにします。
司令官の墓に目印をおいて、オラのいる基地まで逃げ帰って来て、手当を受けます。
そこで、オラの献身的な看病で日に日に良くなってきます。
そして戦うこと待つことに疲れているオラの気持ちにユゼフは寄り添って行きます。
1916年7月4日コシチュフヌフカ、タデウシュが帰って来ます。
そして病院の前で、オラを見かけます。会えた喜びを抑えながらオラの部屋に行くと、オラとユゼフの写真が飾ってあって、気になるタデウシュ
さて、これから大変な戦いが始まるというのに、彼らの運命はどうなるのでしょうね。
このあと、ポーランド軍7000人vsロシア軍13000人です。
1918年11月11日第一次世界大戦が終結
ポーランドは独立
赤と白だけの花壇は、ポーランド国旗を表しているのでしょうか?
指二本だけの敬礼とか
ポーランド人が観たら、もっと感動するのでしょうね。
ネタバレしても解りにくかった人のために
オラは、おかっぱ頭の可愛らしい女性です。
タデウシュは、線の細い男性です。若い頃のジョニデに似ているかも
ユゼフは、北欧系のハンサムさんですね。

