お孫ちゃんからのお誘いで「超歌舞伎2022永遠花誉功」を新橋演舞場

で観て来ました。

歌舞伎なのに、前説(口上と言っていましたが、長いので、芝居の前説と思われます)が、あって、携帯とか、ペンライトの使い方を教えてくれます。
この舞台用にペンライトがあったらしいです。ボタンを押すと大向こうまで言ってくれるらしいですが、よく解らなかったので、コンサート用のペンライト持参。
おかげで、必要な色がなかったです。これから行かれる方は、赤と青と緑があれば
大丈夫です。
獅童さんが、帰りに買っていく人が多いって、言っていましたが、売っている場所を知りませんもの。

しかも大向こうが入っていないものは、入っているものより、お安いようです。

お孫ちゃんは、ドン・キホーテで購入のペンライトで参戦。
若いので、色のチェンジが巧み。舞台からの要求にほとんど答えられている。
まあ、ペンライトがない人は、携帯のライトでもいいらしいです。
でも、これだけ色々持ったら、拍手が出来ない!
それに、最初のうちは、どこで、ペンライトを振るのか解らないでいたら、

役者さんまでペンライト持参。しかも赤い灯がともらないと出て行かれないなんてセリフまで言うんですよ。

たいがい、色々な舞台に行きましたけれど、ここまで客いじりする舞台は、中々ないですね。

それと、新橋演舞場に行ったことのある人ならお分かりかと思いますが、客席が前の席の人と重なっていて、真ん中の席は悲惨なんですよ。

初音ミクちゃんが出ると言うので、お子様も多かったですが、ちゃんと舞台が見えたでしょうか?

舞台の常識として、背もたれから背中を離してはいけないというのがあるので、背中をつけながら、顔だけあっちこっちさせていただきました。

なんだかんだ言っても、早着替えとか、立ち回り、とんぼを切ったりしますし、着物の着つけは見事ですものね。話は、転生ものらしく時代がどこに行っているのか

よく解らない状態ですが、ふ解る範囲で楽しみました。

お芝居が終わるとエンドロールが流れるんですね。カーテンコールもあって、スタンディングオベーションもどうぞって感じ?いや、してくれって感じでしたね。

普通の舞台だと、後ろからスタンディングしていく感じなのですが、もう前の席の人たちが立ってしまって、立たないと役者さんが見えない。

しかも、なんだか、みんなスマホで写しているなあと思ったら

「SNSで拡散してください」だって。慌てたので、最初の方がうまく撮れていない。

あららと思っているうちに幕がしまったのですが、

ずっと拍手をしている人たちがいる。これって、客電がつくまでは、役者さんが出てくるかもって事かしらと待っていると、2回目のカーテンコール

4人出て来て、それぞれが挨拶をしてくれました。

 

なんか小劇場の舞台っぽい歌舞伎でした。

コロナ禍なので、こういう形もありなのかな?

 

舞台って、お土産や食べるのも楽しみなので、そういう事が出来るようになってほしいですね。

 

 

ただただ、ストーリーそっちのけで映像と舞台の融合を楽しみましたけれど、

歌舞伎の公式サイトにあらすじがあったので、ちょっと簡単にさせて貰って載せました。本公演の分は減らしただけで、せっかく拡散するように言われたリミテッドバージョンを少し足しました。

 

あらすじ

古典歌舞伎も取り入れて

 中大兄皇子が中臣鎌足とともに蘇我入鹿を討ち、大化の改新の発端となった乙巳の変。『永遠花誉功』は、この事件を題材にした古典歌舞伎の諸作品に着想を得て生まれた。物語は、國矢勤める蘇我入鹿が、獅童勤める中納言安倍行主を騙し討つ場面から始まります。

 

 ところ変わって、亡き太宰少弐の屋敷。ミク勤める太宰少弐息女苧環姫が、桃の節句を祝って可憐に舞う姿はこれまでよりいっそうなめらかで美しく、思わずため息が出るほどです。

苧環姫の母、蝶紫勤める太宰少弐後室定高のもとへ獅童勤める金輪五郎今国が訪れ、苧環姫を入鹿の妻にと迫りますが、実は現在の苧環姫は、今国に恋焦がれ数年前に儚くなった苧環姫を偲び屏風に描かれた絵姿。この秘密を聞いた今国も、朝敵の入鹿を討たんとする自らの本心を明かすのでした。

 

超歌舞伎『永遠花誉功』、ニコニコ超会議2022で上演

(本公演)

 

場面転換の合間に登場したのは、今回超歌舞伎に初参加となる、千次郎勤める入鹿家臣宮越玄蕃と、いてう勤める入鹿家臣荒巻弥藤次。それぞれ「ニコニコ」や「NTT」をモチーフにした隈取りを施した二人は、賑やかな挨拶を披露し、お客様にも笑顔が。

 

 

限界のない進化を遂げる

 輿入れしてきた苧環姫が絵姿と知って怒り心頭の入鹿。あわやというところに現れた今国が入鹿に挑みかかり、今国を応援する赤、入鹿を応援する青のペンライトやメッセージが会場やモニターにあふれるなか、戦いが始まります。

 

超歌舞伎『永遠花誉功』、ニコニコ超会議2022で上演

▲ 超歌舞伎『永遠花誉功』左より、澤村國矢、中村獅童(本公演)

 

 

 死闘を続ける今国に加勢し、入鹿を絵姿の世界へ引き込んだ苧環姫。超歌舞伎で初めて披露される「ボリュメトリック技術」がつくり出す、二次元と三次元の境を感じさせない衝撃の光景。

「緑の色の灯火と、数多の人の言の葉」を集め、力を得た大鎌を用いて入鹿を倒した今国。力尽きて消失していった苧環姫を思い、一面の桜を見つめ、しばし無言で立ち尽くします。      

 

リミテッドバージョンのあらすじはないので、歌舞伎公式サイトより、部分参照させていただきました。

 

超歌舞伎『永遠花誉功』、ニコニコ超会議2022で上演

▲ 超歌舞伎『永遠花誉功』左より、澤村國矢、初音ミク

(本公演)

 

 

 

▲ 超歌舞伎『永遠花誉功』左より3人目中村蝶紫、初音ミク、澤村國矢、

リミテッドバージョンカーテンコール①

カーテンコール⓶より