彫刻家ウォルター・ガーフィールド/歴史家ドナルド・ジェフリーズ/
美術史学者プレストン・サヴィッツ/メトロポリタン美術館のジェームズ・グレンジャー/ハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークス/ジュ・ド・ポーム美術館クレール・シモーヌ/フランス人美術商ジャン=クロード・クレルモン
あらすじ
第二次世界大戦が激化する中、ヨーロッパ各国に侵攻したドイツ軍が、大量の美術品略奪を重ねていた。危機感を募らせたハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)は、ルーズベルト大統領を説得。
歴史的建造物や美術品を守る特殊チーム“モニュメンツ・メン”を結成する。
そのメンバーは、リーダーのストークス以下、メトロポリタン美術館で中世美術を管理するジェームズ・グレンジャー(マット・デイモン)、建築家リチャード・キャンベル(ビル・マーレイ)、彫刻家ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)、ユダヤ系フランス人美術商ジャン・クロード・クレモント(ジャン・デュジャルダン)ら7人。略奪された美術品の追跡、発掘、保護を使命としてヨーロッパへ旅立った彼らは1944年7月、フランスのノルマンディー海岸に到着する。だが、激戦を終えたばかりの連合軍から十分なサポートは期待できない。やむなく2,3人ずつに分かれてヨーロッパ各地へ移動し、別々に任務を遂行することとなる。様々な困難を乗り越え、着実に成果を挙げて行くモニュメンツ・メン。ストークスたちは、パリで美術品略奪に加わったシュタールという男から重要な地図を奪取。坑道に隠されていた数多くの美術品を発見する。パリを訪れたグレンジャーは、クレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)という女性の信頼を得て、ナチが運び出した何千点もの美術品の台帳とそれらの運び先の情報を入手。その一方で、2人のメンバーが命を落としていた。やがてドイツに集結したモニュメンツ・メンは、最大の隠し場所と見られる場所に向けて決死の行動を起こす。果たして、そこには消息不明となったミケランジェロの作品も隠されているのか?だがその行く手には、横槍を入れてきたソ連軍の影がちらつき、ヒトラーの自殺によって全てを破壊しようとするナチの脅威が待ち受けていた……。
Movie Walkerより
このチラシの7人が中心になって奪還に奔走したのだと思うのだが、
中心となる美術館の館長や、学芸員が調査、説得に行き、敏捷に動けそうもない
他のメンバーが探しに行くので、あぶなっかしくてならない。
出て来る美術品は、誰でも知っているような有名な美術品が多数。
クイズ番組で、作者当てゲームをさせられているよう。
もう目が美術品に行ってしまって、これほどまでに有名な作品が
彼らがいなければ、今現在見られない状態になったかもしれなかったの?と思う。
そういえば、『ミケランジェロの暗号』でも画商の家が大変なことになっていた。
戦争によって失われるものの多さに気が遠くなる。
少々のベーシックな訓練を受けて戦場に乗り込む彼ら
本格的な訓練を受けてはいないようなのに、それぞれが色々な場所にちりじりに
なってしまうので、危なくて仕方ない。
せっかくみんなでノルマンディーから上陸したのだから、一緒に行動したらいいのに、やれ、こっちに教会があって、美術品があったとか、このあたりに隠していそうだとか、いくらドイツの勢いがなくなってきたとはいえ、劣勢になればなるほど、
死にもぐるいで向かってくるかもしれないのに、少ない人数で飛び回る。
「アドルフの画集」でヒトラーは、画家を目指すも、なかなか売れるような絵は描けなかったところ、演説のうまさを買われて、政治家になって行く。
それだから、美術品に執着をみせたのだろうか。
モニュメンツ・メンのいくてを阻むものは、味方であるはずのロシアが
美術品を戦利品として、見ているのもあり、戦争が終わったからと言って
予断を許さない状態。
この映画が公開延期になったのは、何故なのだろうか
