『窓から逃げた100歳老人』 ヨナス・ヨナソン 著 柳瀬尚紀 訳
が原作
スウェーデンのベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」を映画化し、
ヨーロッパ各国で大ヒットを記録したアドベンチャーコメディー。
100歳の誕生日に老人ホームから逃走した男性が繰り広げる、成り行きまかせの
珍道中が展開する。 監督は、俳優としても活動しているフェリックス・ハーングレン。
スウェーデンを代表するコメディー俳優ロバート・グスタフソンが、爆弾専門家として
世界史の重大シーンに立ち会ってきた主人公の青年期から100歳までを演じ切った。
アランは、飼いネコをキツネに殺されたのを機に、かつての爆弾の趣味を思い出し、キツネを爆弾で退治したことから、家に一人でおいておけないとばかり老人ホームに入れられてしまいました。
ところが何を想ったか、100歳の誕生パーティの日、彼はホームから逃げ出してしまったのです。
そして近くの駅からバスに乗ろうとしたところ、トイレに入ろうとしたギャングに荷物を預かり
そのままバスに乗ってしまったところから、騒動が始まります。
その騒動の最中に彼は自分の人生を思い出すのか、そういうシーンが挿入されますが、
100歳ですから、1914年より前に生まれ、それなりの歴史を体験して来た訳です。
アランさんは、単に子供の頃から爆弾好きで、爆弾さえ作れればそれで良かったわけですが
丁度、歴史でも爆弾は重宝されまして、彼が望むわけでもないのに、歴史上の人物に出会って
しまう訳ですし、深くかかわっても来てしまいます。
スペインに生き、フランコ将軍に出会い、
アメリカに行ってルーズベルト、レーガン、ロシアでは、
スターリンらを始め、これでもかと言うくらい名前の知れた人に会います。
現実世界では、ギャングに追われているのですが、
数々の修羅場をくぐって来たアランおじいさんは、動じることなく後ろは見ずに前を見ようと
進んで行きますが、道中、どんどん彼と行動をともにする人が増え、
またギャングも次から次に襲い掛かり
過去を振り返れば、戦争映画とかスパイ映画のようでもあり
現実は、ギャングに追われるアクション映画?の気配もあり
また北欧のギャグなのでしょうか。漫才の掛け合いのようなセリフのやり取りありで盛りだくさんです。
レビューを見ていると下品という感想多し。しかし、それは、トイレシーンが多いからかも、外でも中でも
でもそれを気にするより、面白いシーンが沢山、老人あるあるもあるし、
いやあ、こういう目で見たら、うちの父なんかも、やりたいことをやらせておいた方がいいのかなと
思えてしまいました。
全体として音楽が軽いので楽しく観られました。
