導入文

これまでの記事では、「なぜ規制されているのか」「どんな場合に対象になるのか」といった制度の考え方を整理してきました。

 

次に気になるのは、**「実際に、届出って何をするのか」**という点だと思います。

 

この記事では、映像送信型性風俗特殊営業の届出手続きの全体像を、実務の流れに沿って整理します。

 


届出は“書類提出だけ”ではない

映像送信型性風俗特殊営業の届出というと、「書類を集めて警察署に出す手続き」というイメージを持たれがちです。

 

しかし実務では、書類作成は全体の一部にすぎません。

 

届出までには、

  • 営業内容の整理

  • 配信形態・URLの確認

  • 事務所の考え方の整理

といった、事前段階が非常に重要になります。

 


届出の全体的な流れ

実務上の流れを簡単に整理すると、次のようになります。

  1. 営業内容・配信方法の整理

  2. URL(アカウント)単位の確認

  3. 事務所の確保・使用可否の確認

  4. 必要書類の準備

  5. 所轄警察署への届出

この順番を飛ばしたり、逆に進めてしまうと、後から修正が必要になるケースがあります。

 


届出の単位は「URL(アカウント)ごと」

届出は、事業全体を一括で出すものではありません。

 

実務上は、URL(アカウント)ごとに届出が必要になります。

 

複数のプラットフォームや複数アカウントを運用している場合、その数だけ整理が必要になる点は見落とされやすいポイントです。

 


事務所は「撮影場所」ではない

届出でいう事務所とは、撮影や配信を行う場所ではありません。

  • 書類管理

  • 契約・運営管理

  • 連絡拠点

といった、営業を管理する拠点を指します。

 

自宅やレンタルオフィスを使う場合でも、使用実態を説明できることが重要になります。

 


必要書類は何を示すためのものか

届出書類は、形式的にそろえるものではありません。

 

主に、

  • 誰が営業しているのか

  • どこを拠点にしているのか

  • どのような方法で提供しているのか

この3点を、行政に説明するための資料です。

 

書類同士の内容が食い違うと、確認に時間がかかることがあります。

 


届出後も手続きは続く

届出が受理されると、「これで終わり」と思われがちですが、実務上はそうではありません。

  • URLの追加・変更

  • 運営方法の変更

  • 事務所の変更

こうした場合には、追加の届出や整理が必要になることがあります。

 

届出は、営業のスタート地点と考えるのが適切です。

 


まとめ

映像送信型性風俗特殊営業の届出は、単なる書類提出ではありません。

 

営業内容・場所・方法を整理し、行政に正しく伝えるための手続きです。

 

今後の記事では、この全体像をベースに、各ポイントを一つずつ詳しく解説していきます。

 


 

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