【ドラマ感想】海のはじまり 第9話&10話 | 七彩の羽根~エンタメときどき株日記

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今期イチ面白い、というか唯一真剣に観ているドラマです波

 

夏が父親になり、恋人の弥生がそれを支える話なのかと思いきや、そうではない様子。

終盤に入って主要人物たちの本音が明らかになってきました。

 

恋人である夏と一緒にいるため、海の母親になろうとした弥生。

でも父子といると、常に水季(実の母親)の影がチラついて。。

 

何より、海にとって母親は水季だけなんですよね。

夏にとっても娘の母親は水季だけ。

自分だけ他人だという現実。

この世にいなくても、それが一生ついて回るわけです。

 

夏と二人でいたかった。

そう正直に言って弥生は別れを告げます。

 

→納得の決断だと思いました。

恋愛を優先して子供を手放すような男性はありえませんが、

だからと言って一生元彼女の影がつきまとう結婚生活なんて耐えられないわえーん

 

 

 

一方の夏は、祖父母と何不自由なく暮らしている海を引き取り、

一人暮らしをしているアパートで同居しようとしています。

 

小学校1年生の女の子ひとり。

実家の親に助けてもらわないと難しいですよね。

 

しかも水季との思い出の場所(学校)から離れたくない海を説き伏せて

転校することに同意させます。

そうまでして海が夏と一緒にいることにこだわる理由は何なんだろう?

「実の父親だから」という理由しか思いつかず。。

 

離婚再婚が当たり前の今、ある意味問題提起だなーという気がしました。

周りの人を傷つけて、色んなことを犠牲にして。

それでも血の分けた親子だから一緒にいたいんだよ、みたいな。

 

 

 

そして印象的だったのが「海が苗字を変えるかどうか」のくだりです。

 


 

水季から教えられたこの言葉に従って、

「誰とお揃いにするのか」 という基準で

これから一緒に生きていく夏と苗字をそろえることを決めた海。

 

水季と別の苗字になってもいいの?

という夏からの問いに対して

ママから貰った名前があるからいいんだと。

 

 

このドラマ製作陣は

海に黒いランドセルを背負わせたり、

母親自身の幸せを第一に「産む、産まない」を決めさせたり、

個人の自由を重んじつつも

家族観については保守的な感じがします。

 

そこが何となく落ち着くんですけどね・・目