遺品整理で知った親の愛!ゴミ屋敷の中から見つけた父の日記

大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。


今話題のドラマがあります。

 

知っていますか?

 

テレビ朝日が毎週火曜日に放送しているドラマ「星降る夜に」です。

 

1月17日からスタートしています。

 

主演は人気女優の吉高由里子さんと北村匠海さん。

 

感情を忘れて孤独の中で生きる産婦人科医の吉高由里子さんが、音のない世界で自由に生

きる遺品整理士の北村匠海さんと、星降る夜に出会うところから物語は始まります。

 

命の始まりに携わる女と、命の終わりに携わる男が出会い、やがては激しい恋に落ちていく

ストーリー展開のようです。

 

ナナフクが注目しているのは、遺品整理士のスタッフの描き方がとても思いやりに満ちてい

る部分です。

 

遺品整理をしていると、モノから浮かんでくるその人の生き様があります。

 

ナナフクがずっと大切にしているお客様の心に寄り添う部分が、このドラマに通じるところが多く見られ、大きな関心と共感を抱いています。

 

1月17日の第一話でとても印象的なシーンがありました。

 

とある遺品整理の現場。

 

片付けが終わった頃に息子らしき中年の男性がスタッフのところに来ます。

 

不動産の権利証と現金2,000円を見つけたスタッフが依頼主の息子さんに渡しました。

 

「何だ、たったこれだけの現金か」とでも言いたげな不服そうな表情の息子。

 

スタッフはもう一つのモノを差し出しました。

 

それは不動産の権利証と一緒にあった1冊のノートでした。

 

パラパラとめくった息子の表情が驚きに変わります。

 

建物の写真や切り抜のようなものが貼ってあったのです。

 

そしてそこには亡くなった親の文字もびっしりと書かれていました。

 

「これは私が設計した建築物です」と息子。

 

最初のページをスタッフに見せながら「これは私が初めて手掛けたものです」と言いながらし

みじみとノートを見つめました。

 

スタッフはこのように言いました。

 

「きっとお父様は息子さんを誇りに思っていらっしゃったのでしょうね。これだけは捨てないで

ほしいと言うお父様からのメッセージを感じました」と。

 

息子は目を潤ませながら「これはもらって帰る」と言いそのノートを大事そうに胸に抱きしめた、と言うシーンです。

 

このほんの短いエピソードのシーンでしたが、心優しい遺品整理スタッフの気持ちが現われ

ていると思いました。

 

遺品整理の回収作業では、私たちナナフクのスタッフも同じように心がけております。

 

ご依頼を頂いても頂かなくても、これは大切なモノだと判断できそうなモノはご依頼主様にお

渡ししております。

 

細かい確認をせずにどんどん処分をすれば本当は作業が早く終わります。

 

しかし、ナナフクはそうすることはお客様の為にはならないと判断し、多少の時間がかかっても、大切なモノを選び取る心のアンテナを張りながら作業を進めさせていただいておりま

す。

 


 

遺品整理で初めて知る親の愛があります。

 

今まで感動的な数々の場面に出あってきましたが、中でも忘れたられないシーンがありまし

た。

 

それは日本でもコロナが流行し始めた3年前の11月に、ある高齢男性が自宅にて孤独死の

状態で発見されました。

 

死亡解剖の結果、亡くなったのは4か月前の7月の終わりごろだったことが判明しました。

 

遺品整理の依頼主は1人娘さんでした。

 

なぜ、4カ月も発見が遅れたかと言うと、男性はエアコンのクーラーをつけたままの状態だったので、悪臭の外への漏れが比較的抑えられたため、地域からの通報もなかったようです。

 

発見したのは娘さん。

 

結婚して親元を離れてからは、定期的に外で年に3回くらい父親と会っていました。

 

息子さんはおじいちゃんが大好きで毎回会うのを楽しみにしていました。

 

ファミレスで待ち合わせをしては、美味しいお食事を取りながら近況報告を交わし、親交を温めてきました。

 

そこで一つ疑問に感じる方がいると思いますが、なぜ父親が住む実家に会いに行かなかった

のか?

 

娘さんは隣町に住んでいたのですぐに会いに行ける距離でした。

 

理由は実家がゴミ屋敷だったからです。

 

娘さんが高校生の時に母親は亡くなりました。

 

それ以来、父と娘の2人で肩を寄せ合って生きてきました。

 

しかし、母親が亡くなってからはだんだんと家の中にゴミが溜まるようになり、いつしかゴミ屋

敷状態に。

 

娘さんが結婚をして家を離れたら益々ひどくなり、孫を連れて帰りたくても無理でした。

 

ですから仕方がないので外で会うようになった訳です。

 

その上に新型コロナウイルスの感染が広がり、定期的に会っていた回数も減ってきました。

 

それでもおじいちゃんが好きな息子が会いたがるので、7月にファミレスで会う機会を設けまし

た。

 

楽しい時間を過ごしました。

 

しかしまさか、そのすぐ後に自宅で亡くなっていたとは・・・。

 

ゴミ屋敷の片付けは想像を絶する時間と労力を要しました。

 

ほとんどがゴミの山でした。

 

しかし、私達ナナフクスタッフは、その中からある1冊のノートを見つけ出しました。

 

それが亡くなったお父様が書いていた日記でした。

 

お母様が亡くなり、2人暮らしになってからのことが記されていました。

 

高校生だった娘さんのことも書かれていました。

 

それはまるで子育て日記のようでした。

 

父親が日記を書いていたなんて全く知らなかった娘さん。

 

差し出された日記のページをめくりながらその場で号泣されたのです。

 

今まで知らなかった父親の愛に出会った感動的な瞬間でした。

 

側にいた私達スタッフ全員も強く胸を打たれました。

 

たった1冊の日記。

 

でもその日記は、きっと娘さんのそれからの人生を支えてくれる大切な宝物になったと思いま

す。

 

私達ナナフクは、これからもお客様の大切な遺品を丁寧に真心を込めて扱っていきたいと

思います。

 

遺品整理でお困りの方は、どうぞ安心してナナフクまでご相談下さい。

 


 

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