緊急事態宣言解除直後、15名の参加者に全国からお集まりいただき無事に開催することができました。

7時間ぶっ通しで、4名の公開レッスン、私の講義、全員でのディスカッション、成果発表会、講師演奏、と盛り沢山の内容で、、、と言いますか、普段3泊4日でやっているキャンプのミニ版ということで、主な要素を詰め込んだらこうなってしまいました😅

皆さま、最後まで本当に集中して意欲的に参加して下さり、心から御礼申し上げます。学ぶことは私自身も大好きなので本当に楽しいです♪

 

レッスンでは、吉松隆先生のBirdscape op.20や、J.S.Bach、現代マリンバ・オリジナル作品2曲に取り組み、幅広いジャンルについてお話できたかな、と思います。

 

私のマスタークラスでは、過去に実際訪れた歴史的に大変貴重な、現在のグァテマラン民俗マリンバ(12音)第1号が作られた国の重要文化財に指定されているマリンバ工房、そして、メキシコはチアパス州カランサの、やはり現在のメキシカン民俗マリンバ(12音)第1号が作られたマリンバ工房をご紹介いたしました。

 

グァテマラの3世代に渡る工房には、1935年にシカゴのディーガンが1代目にマリンバの作り方を教えてくれ、とやって来たそうです。実際ディーガンがくれたんだ、というチューナーも見せて頂きました。この時は実際に私が弾いている、また運命のいたずらか3歳から人生の背骨のように私を導いてくれている現代マリンバの歴史を遡る旅となり、全身身震いしました。

グァテマラ→米国→日本と渡ってきたマリンバ。日本にはその前に中国やインドネシア(オランダ船経由)からもたらされた木琴はあったのですが(←藤井むつ子先生の研究より)、やはり初の現代マリンバは戦後GHQによって派遣されたラクーア伝道団の布教活動ですよね。

 

また以前にもこのFBでご紹介した、祖母の家から救出した謎の初期グァテマラン・マリンバが今も実家に。そして、現代の民俗グァテマラン・マリンバも某音楽大学に置かせていただいております。

また、チアパスで贈呈して頂いた貴重なメキシカン・ミニチュア・マリンバも実家にあります。

いつか日本の皆さまに公に見て、体感(演奏)して頂ける機会を常に狙っております(笑)。コロナが落ち着き、早く大勢での公開イベントが開ける状況になることを祈るばかりです。

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また今後とも八ヶ岳国際マリンバ・キャンプ、ご注目いただけたら幸いです。小淵沢での合宿形式の本キャンプ以外にも、都内でのミニ・キャンプも定期的に開催を考えているところです!