マスクをして接客する際の声の出し方、表情 | 三上ナナエのブログ

三上ナナエのブログ

人材育成コンサルタント、企業研修講師

 

まだ暑い日が続いていますね。

この暑さの中でもマスクをした接客は違和感がなくなりました。

 

マスクをする側のメリットとして、

にんにくが入ったものをうっかり食べてしまった!

吹き出物が目立って嫌だ!

そんな時にマスクができる選択肢があるのは良いのかな、と感じます。

 

ただマスクをしていることのデメリットに対しては一工夫すると良いでしょう。

 

【声の出し方】

マスクをして話す際、声がこもるので聞こえにくい、ということがあります。通る発声は聞き間違えを防いだり聞き返されたりする自分の負担も減ります。

 

マスクをしていない時よりも口をしっかり大きく開ける

目安としては指が3本縦にして入るくらい口を開けます。声が出る出口が広いと音が前に出て相手に届きやすくなります。(顎に負担を感じる方は指2本くらいにしておきます)。

 

逆にマスクをしていることで口を大きく開けることに抵抗が少ない人もいるでしょう。

口を大きく開けることでゆっくり目に話すことにもつながります。

 

抑揚をつける

抑揚があることでどんな内容なのかが伝わりやすくなり、話のポイントがわかりやすくなります。抑揚をつけるには内容に合わせてジェスチャーする、大事な話の前後に”間“をとるなどすると良いでしょう。

 

お年を召し方に

特別養護老人ホームにボランティアで伺ったことがあります。その際印象的だったのがホームのスタッフの方の話し方がとても聞き取りやすかったことです。はっきりゆっくり、抑揚をつけてお話をされていました。

 

高齢の方に伝わりやすくするにはコツがありますか?と質問してみると

 

「高齢の方は高い音が聞き取りづらいので高すぎないよう、胸の辺りから声を出すようにしています。」

 

「単語の最初の一音、(語頭)に力を入れて話すと伝わりやすいです。」

 

と教えてくれました。

 

【顔の向き】

マスクをしているとコミュニケーションを取る上で目に焦点が当たります。

 

目の表情で誤解を与えないためには「鼻」が相手の方に向いていることが大事です。鼻が向いていないと横目で相手を見ている状態です。そうすると思いの外、怖い表情に見えてしまうのです。

 

 

少しの違いで印象が大きく変わるのでぜひ意識してみてはいかがでしょうか。