見えていない部分があることに気づく | 三上ナナエのブログ

三上ナナエのブログ

人材育成コンサルタント、企業研修講師

 

新人研修は来週で一区切りです。

 

 

毎年、外国人の新人の方が増えています。

単身で日本に来て、学校に通い、就職をする方々は研修中も熱心な方が多いように感じます。

(敬語のテストをすると完璧にできる場合も多く、驚かされます。)

 

さて、新人の方対象だけでなく、

「外国人のスタッフを迎えるにあたっての心構え、指導の仕方研修」を

昨年から担当させてもらっています。

 

外国人の方にはよりどんな配慮が必要なのかを知る研修です。

 

外国人のスタッフのバックグランドを知り、

「自分が正しい、こっちが正しい!と決めつけないコミュニケーション」がメインテーマとなっています。

 

 

異文化交流はよく「二つの氷山」に例えられます。

 

お互いに見えている部分だけで判断してしまい、隠れている部分が大部分なことに気づかずコミュニケーションをとると誤解、すれ違い大きなトラブル、につながるという例えです。

 

これを「カルチャーアイスバーク」と呼んでいます。

 

〈見えている部分〉は

 

発言、表情、態度、服装、食事など

 

〈隠れている部分〉は

 

思想、文化、お国柄、労働環境、時間感覚など

 

 

例えば【話を聞くとき自分より立場の上の人の顔を見るのは失礼】という考え方がある場合

 

説明しているのに、全く顔を見ない人に「話聞いてる?ちゃんとこっち見てね!礼儀だよ」

と言ったら相手は配慮しているのに「え?!」と戸惑うでしょう。

 

まずは「顔を見ないけれどどうしたのかな?」と理由を聞いてみて、

そうだったんだね、と受けとめる。

その上で

「じゃあこういう時は顔を見てもらえると安心するよ」とお願いしてみる。

そういった双方向のやり取りがお互いすれ違いを防げます。

 

他には「すみません」という何気ない言葉も外国人の方にとっては

 

すみません = 謝罪

 

と覚えて、安易に謝ることはしない考えを持っていれば簡単には口に出せないなんてこともあります。

 

そんな時は「すみません」は謝る意味だけではなくて、「気遣い」だったり「ありがとう」という意味もあるよ。

 

だから責任を取らされるわけじゃないからこういった時はお客様に伝えてね」と説明すれば安心してもらえそうです。

 

よく考えると、こういったことは外国人の方へ向けてだけではないですね・・・。

 

日本人同士でも育ってきた時代、環境、知識、経験、考え方は人それぞれ。

 

もし「え?なんで!」っと相手に対して思ったら「カルチャーアイスバーグ」を思い出すと

一方的にならずにまずは聞いてみよう、と切り替えることにつながりそうです。

 

私も自分が「普通」と思い込みがちなので、相手のことを教えてもらうことを省かないように気をつけますあせる