七拍子の投機家
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流動性の提供ー相場師なんて、世間のなんの役に立ってるの?気にするな、って話

相場師をやっていると、世間の何の役にもたたないだろと言われることがよくあると思う。今僕は一応専業なのだが、親兄弟はモチロンほとんど誰にも言っていない。こういうこと言われるのが煩わしいからだ。以前は堂々と専業だと言っていたし、流動性を提供だの何だのという強弁もしていたが、最近そういうのが面倒くさい。強弁と書いたのは、自分自身無理がある説明だとは思っていたからだ。

 

銀行の金利スワップを考えると、投機家が居ないと成り立たない取引で、これは世間一般の安定に役立っていると言える。商品の現物持っている油屋やら倉庫屋が売りヘッジをするにも投機家の存在は必須だ。日本で特に穀物がそう言う風に使われているかどうかは知らんが。そう、ヘッジの逆方向に居る投機家ってかなり重要で、世間のリスクを受け入れてくれている面がある。が、よく考えて欲しい、ウルフがつぶやいた銘柄に突っ込んで、値段を荒らしているだけの連中の投機が何かの役に立っているのかというとなかなか答えにくい。流動性提供はそうかもしれないけど、そんなのなら要らなくないか?つまり、その流動性自体どれほど世間の役に立っているんですかということだな。

 

百歩譲ってウルフ銘柄に流動性提供を提供するのを肯定してみようか。いや、ウルフ銘柄にこだわらず、とにかく流動性を提供していることを肯定してみよう。が、巨視的な観点で流動性を提供しているのは良いかもしれないけど、おまえ個人のやってることは何だ?と言われるとなかなか苦しい。世の中巨視的な観点だと大概何かが何かの役に立っているけど、それが微視的な観点で賞賛されることは余り無い。例えばインターネットとかメディア全体に対してエロが果たした役割は大きいが、個人がエロ動画を買うことは賞賛されないし、良くて必要悪的な評価でしかない。G.E.Bに出てきたアリクイとアリの関係みたいなものだな。

 

要は、何の役に立っているかというのはあまり価値がある議論ではないということだ。別に誰かの役に立ちたくて相場をやっているわけじゃない。311震災の時に「こんな他人の不幸で儲けなくて良かった」と負け惜しみをいっている奴が居たが、もちろんそいつは万年負け組みだろう。相場の儲けに善悪なんてない。元々、誰かの損失は誰かの利益だし、皆が儲かる世界なんて無い。相場は勝てば良い。

あの時は本当に相場を辞めるつもりだったんだ。

以前書いたエントリ

11月 ここ数年の目標

 

で、いかにも相場やめます風な表現になっていると思う。しかも、もう金を相場以外に突っ込んだもしくは突っ込む寸前だという話まで書いてある。あれは何があったのかと言うと、要は単独で買おうとした土地を共有で買うことになり、その上に建物を建てるつもりが結局頓挫して、丁度値上がりした状態だったので土地を売ってしまったということだ。特に家を建てることを断念した時点で、金をとっておく必要がなくなったので相場にもどることにしてしまった。

 

あの時の一年というか3年間くらいだけど、朝4時まで商品先物をやって、会社行って、昼や休憩時間はトイレの個室の床で寝ていた。横たわる場所がそこしか無かったからだ。要は疲れのピークで我慢の限界になっていたのだ。本当に相場やめて仕事に専念しようと思ったものだ。が、やはり戻ってきてしまった。因果なものだなぁ。相場をどんどん嫌いになっているはずなのに結局戻ってきている自分。時々絶望的な気分になる。

約束された破滅

http://blog.livedoor.jp/b_o/archives/50707541.html

 

一部で話題になっているこのブログ。要はリーマンショック以前に短期間で100万を1300万にした経験が、すべてを破滅に導いたということだ。キーワードは「間違った成功体験」ということになるだろう。この人の記事をすべて読んだが、「リーマンショックさえ起きなければいまごろは・・・・」というのが何回も出てくる。リーマンショック以前の体験が実は危険な取引でたまたま勝っていた、という結論にはならないようだ。これは良くわかるんだな。僕は過去何回も文無しになっているし、サラ金に借金さえあった。借金をしてまで相場にしがみ付かせたのは過去のまちがった成功体験だろう。投機生活15年の中で最初の年に間違った成功体験があったので、都合10年くらいはこれに囚われていたことになる。僕はたまたま仕事がSEだったので、会社を辞めても派遣で幾らでもけっこうな時給で仕事があり、かつ専業をしていた期間はごくわずかだったのが大きい。この人のように時給700円だったら多分職を転々としていたと思う。いまそれなりに金が残せているのはたまたまなのだ。

 

この破滅譚だが、自分に重ね合わせてみると、何を考えてそうなったかよくわかる部分が多々ある。例えば、この人は1300万の資金のときに800万の損切りになった。今までは下がってもナンピンしたら助かったという悪しき成功体験もあったのだろう。でもそれだけじゃない。勝ち続けている時は、負けるのが気持ち悪いというのがあるのだ。事実リーマン直前の9月は「9月全勝!」というように喜んでいて、勝つのが当たり前になっていたのだろう。相場はデイトレしかしないならともかく、減らしながら増やしていくというのが基本になるのだが、こういうのが受け入れられなくなり、ちょっとした損失を気にして転がる雪だるまを作る。こうなってしまうと破滅は約束されたも同然だ。

 

相場で破産状態になったとき「相場さえやらなければ」ということを誰でも思い浮かべることだと思う。僕も思ったし、この人もそう書いている。そして、一度は「目が覚めた」と感じて相場を離れるものなのだ。僕も短期間だがそう言う時期があった。が、残念ながら相場で破滅した人間が復活する方法は再度相場で復活するしかない。破滅から学んでどうこうというのは一切無くて、破滅が破滅を呼ぶだけなのだ。

仮想通貨、鞘取りできないかなぁーと思っていた。

商品先物やっている人だと、異取引所間の鞘取りって普通のものだった。昔だと大阪ゴム指数と東京ゴムとかだったかな、確か。仮想通貨も数ヶ月前に見ていて鞘取りというのも出来そうに感じたが実はあまり検討していなかった。兼業だったこともあるし、仮想通貨自体胡散臭いものと思っていたから近づかなかった。つまり、仮想通貨の取引所に金を入れるのが嫌だったのだ。ただ、相対取引という一見個人にとって不利な取引を利用するなら、これしかないと思っていた。取引自体はすごく大変で忙しいとは思うけど。

 

安全なはずの鞘取りで大きく食らうというのはよくあることだが、まさか取引所リスクまで負うことになるとは思いもよらないことだろう。取引所から金を引き出せなくなる、持ち逃げされるというのも大損だが、さらにヘッジが効いているはずの玉が片玉になるので想像を絶する結果になるだろう。たとえば、bitflyerでビットコインを買い、コインチェックでビットコインを売っていて暴落したとする。コインチェックが凍結されたとすると、コインチェック口座は名目上儲かっているが、仕切ることができるかどうかさえわからない。さらに、bitflyerでは損失が詰みあがっていく。考えるだけで気が変になりそうだ。

 

これからは鞘取り機会があっても、金を入れておくこと自体がリスクになるわけだから、取引自体減りそうだな。もちろん、僕はやらない。

 

 

ビットコインと年またぎ

ビットコインで注意すべきはレバレッジだろうなー。今年利食いしたら、納税までに少なくとも税金分だけでも出金しておくのは絶対必要だろう。結局、レバレッジをかけてきた人間はレバレッジをかけ続けることになるから、それを織り込んだ行動が必要だ。何なら納税準備預金みたいのを利用して枷をかけるのも良いかもしれない。

例えば1000万もうけた人が、年をまたいだ後に200万ほど損をする。納税分を引いてから取り返そうとする人はほぼ居ない。余裕資金でやってる人はこんなことないが、レバレッジをかけることに慣れた人の心理はだいたいそういうモノなのだ。経験者語る。納税前の金額のまま200万取り戻そうとする。そこで取り返せれば良いが、それが出来なかった場合結構な被害を被ることになる。1000万程度の利益ならそれほど問題はないが億単位で儲けてしまうとその心理に拍車がかかることは容易に想像できる。そんなに儲けたこと無いから想像できるだけだが。実際、数年前FXで何億儲けても税金を納める前に勝負を続けて文無しになり、税金だけ負債として残った人がけっこう居る。あの頃は今のビットコインと同じで、分離課税ではなかったのでかなり累進課税を食らったのだろう。

 

というか、儲けているうちはわからんのだが、一日で何10%も動く取引でレバレッジをかける癖というのはほぼ将来の破滅が約束されているということだ。近い将来断末魔がいかほど上がるだろうか。オマエも過去何度も文無しになってるだろ、といわれれば返す言葉も無いけどね。

専業化、twitter開始

12月から専業になったが、どこまで続くかな。ダメなら又働けばいいというお気楽専業。twitterも始めた。twitter.com/nanabyosi

この大相場っぽいやつに乗れたのか乗れないのか

こんなに相場が上がっているのに、不思議と儲かっていない人は多いと思う。実は僕もそうでして、最後に更新した8末から二ヶ月で50万しか儲けていない。僕の場合はここ3年殆ど売り方だったので、売りをやめて食らわなかっただけでも儲けものだと思っている。

 

結局、すべての相場で儲けられる人は居ない。だから、あの人は儲けているから悔しいとかどうこうというのはあまり意味が無い。そのあの人は多分下げ相場では損をしているからだ。まぁー、焦ってここ一番と乾坤一擲、レバレッジをかけたりせずに、現物枠でゆっくり行こうぜ、というところかな。

 

2,3ヶ月前は仕事が数ヶ月空いたからデイトレっぽいことをやったけど、今度休む時は一年スパンで休んで専業っぽいのをやってみようかなと思っている。ダメなら又働けばよいからね。近いうちにそうしようかなーと思っている。

8/30 -783,100 デイトレ生活終了のお知らせ

お前らお待たせ。必殺技炸裂だ

 

というわけで8月の利益はすべて飛ばして合計でマイナス5万くらい。二ヶ月連続マイナスは終了条件だったのでデイトレ生活を急遽終了することにした。7月末に始めてから合計で40万負けで、金額自体は大した事無いけど、二ヶ月やって実績が無いわけだからこのまま続けても普通にダメだろう。

 

 

又失業してふとデイトレしたくなったら更新するかもしれんね。

お前ら元気でな。

8/30 午前 -64,781

うん、全然勝てん。後場持越しはリスク取りすぎたかもしれない。まずいな

8/29 -52,896

ノーポジ

 

引き続き日中の勝率が悪すぎる。日中の勝率が幾らなんでも50%くらいはないと利益を出すのは難しい。後場に持ち越したやつも一時10万超の含み益になったが、結局損切。まさにあれもダメこれもダメって状態で、これでは明日も勝てる気がしないな。

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