高3になり、私は、荒れていた。。。学校も行ったり行かなかったりしてて、勉強なんて、やる気あるわけない。


決まって、休むと必ず優子がノート持って家に来る。

  「まじ、うぜぇ」

心配顔で、いつも言う「唯。。タバコ体に悪いし、吸うのやめて、まじめに心配してんのに。。。」

 「うぜぇ、優子に何わかんだよ・・・優子みたいなのが、一番嫌いなんだよ!」

そんなこと言う気ないのに・・・・心の中では、優子の優しさに感謝して、優子のことが、たまらなく好きなのに・・・


心の中に封印しなきゃ、いけない・・・そう決めていた。。。


優子は、涙いっぱい、ためて出てった・・・・

「優子・・・封印するよ。。。」とつぶやいていた。。


そして、街に出て、別にいらないような、シャーペンをカバンに入れた

店をでるところ、警備員に連れてかれた。。。

親、担任が呼ばれた。。。

もう、どうでもいいと思った。。。

世間では、クリスマス一色

私は、あまりクリスマスでいい思い出ないな・・・・

両親と弟の4人家族。。。父親は、酒豪で酔ってない父を見たことない。

私が物心ついた頃から、両親はいつも、毎夜喧嘩してます。

母親はヒステリィーだから、切れたら、もうどうにもこうにもならなくなる。。。

キッチンテーブルも、跡形もなく、バラバラに・・・・


こんな思い出もある・・・小学校1年のとき、「うそ」をついたことを、怒られ、ヒステリックになった母親の顔は、鬼に見えた。1m竹ものさしは、粉々になるまで、叩かれた。

そんな家になんて、いたくない。そして、親を恨んでいた。。。。

高校に行って、好き勝手にやって、親をいっぱい、泣かしてやった。


高校1年の私(市川唯)、高校入って、できた仲間の影響を受けて、世間を敵にまわしたような顔で歩いている。。。タバコはもちろん、飲酒、シンナー、万引き、一通りの悪いこと全部するような子だった。

夏の暑い日、仲間の則子に「あんた、まだ、バージンなん?そんなの邪魔くさいし、さっさと捨てちゃいな」と言われたのもあるし、なんか、やけになってたのもあって、夏祭りの日に、わたしのバージンを好きでもないような、男にあげた。


そして、優子(山本優子)は、美人でめっちゃ頭がよくて、性格もよくて、真面目で男子の注目あびてた。

私はそんな優子が嫌いだった。。。なぜなら、私にないもの全部持ってたから・・・・

そんなこと知らない優子は、私にいつも優しかった。。私は、それがうざかった。。。