H29 11/7 No.2 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

恩山寺の坂を下り

牛舎の間を通らせていただく。

みかん美味しそう。

 

牛舎のそばには近寄ってはいけません。

そろそろと、通り過ぎます。

 

 

牛さん

いつもミルクやお肉をありがとう

写真をパチリ

 

 

 

牛舎裏から、竹やぶの坂へ

源義経が通った道。

弓矢の弦を巻いた場所との事「弦巻坂」と呼ばれています。

 

坂を登って下ると

「弘法大師 おむつき堂」

大師様の赤子の頃の衣類がおさめられていた。

。。。産着、おむつ。

大師様になると、おむつも宝なんだね。

 

お母様の髪が収められた恩山寺のそばだから、おむつき堂なのかと思った。

 

ここには、奈良薬師寺の仏足石を写したものがあります。

以前は保護のカバーなど無く、素足で乗れたのですが、

今はアクリルのカバーで覆われています。

 

お堂の前に並ぶのは、太平洋戦争等で亡くなられた、地元の方々のお墓です。

墓石の側面や裏に、生きた証しが刻まれています。

南方の島に行かれた方や、家族への手紙の内容など、、、、。

故郷や家族を思い、行かなければならなかった。

大師様のそばで、静かに眠られている。

 

 

 

このカバーの下に仏足石があります。

 

 

(以前の写真)裸足で乗せていただいています

 

 

 

おむつき堂も、庵主がいないのか、荒れ放題です。

いずれは消える遺跡になるのでしょうか、、。

池もある立派なお寺だったであろう。。

門  崩れそうです(T_T)

おむつき堂を出て、休憩。

靴を脱いで、足が蒸れないように乾かします。

 

風が吹いて、日光が当たり 気持ちいい。

かわいい小鳥が、顔を見せては飛んでいきます。

 

日常ではあまり眺めない、大きな空を見ます。

 

ただ、この、空気感を味わう。

、、、、、こうゆうことが、したかったのかなぁ。

いっぱい自然を感じる時間。

 

農家の横を入って行きます。

車では行けない遍路道。

 

 

小川沿いに進みます。

さらさらと水の音が 心地よい。

家の角の案内石碑。

大切に守られている。

ここのお宅で、アメを2ケいただきました。

 

さぁ 19番立江寺へ向いましょう。

野の仏様。

ありがとうございます。

 

この日は、あまり人には出会わなかった。

 

自分と向き合える時間。

地面を突く、金剛杖の音。

大きな四国の大地を、小さな僕が歩いている。

何かを目指して、、、いや、何も目指してもいない。

 

歩いていて、苦しいときもある。

歩いていて、楽しいときもある。

 

考えたり、思い出したり。

 

今まで生きてきた自分。

、、、生かされていると教えられた自分。

 

それを、頭ではなく、身体いっぱいに体験できる 四国遍路。

 

何を目指すのか

自分は何がしたいのか、、、

いつかは、辿り着くだろう。

 

 

NHK-BSのお遍路番組で、四本さんが来て陶芸をした教室ですね

 

力強く 案内してくださる石

 

休憩所を用意してくれています。

ありがとう。

 

 

英語での案内もあります。

外国の遍路の方も増えました。

 

トイレ付き

ありがたいですね。

 

花火工場の横を過ぎると

お京塚です。

 

びっくり!!!

 

お京塚が素敵に変わってしまっています。

以前は荒れていた場所が、立派な遍路小屋になっていました。

 

 

きれいな光の入る作りに、お位牌が祀られています。

お京さんも喜んでいるかな。

 

 

 

(以前のお京塚)

お堂の中は荒れていた

 

 

 

 

立江寺 鶴林寺の分かれ道

 

左 立江寺  右 鶴林寺へ

 

もうすぐ立江寺 石仏も見守ってくれています。

赤い橋が見えてきました。

 

白鷺橋

橋の上を「白鷺」が飛ぶときには渡れない、、、

 

積悪邪見のものは、この橋の上に立つと自然に目がくらみ

足はすくんで一歩もわたることが出来ず、その時には

必ず白鷺が一羽舞い降りて橋の上に立っていたとの言われ。

 

関所寺の立江寺に行くには、関門があります。(^_^;)

 

雲が白鷺に見える僕は、心に何かを抱えているのか、、、

 

横の幼稚園では、焼き芋大会

懐かしい

門前の商店街

 

商店の数が減っていきます。

寂しい。

着きました。

19番札所 橋池山 立江寺

御本尊 延命地蔵菩薩(伝弘法大師作)

「阿波の関所寺」

寺宝「肉髪付鉦の緒」があり。

 

いざ 関所寺へ

鐘を打てせて頂きます。

 

手水舎で清めます

優しく語りかけてくださるお地蔵様

 

昭和52年再建の立派な本堂

 

本堂から大師堂を望む

 

この景色好き

多宝塔と大師様

大師堂に向います

海女の珠取り

よく見かける彫刻

龍から珠を取る海女さんの物語

大師堂脇のお不動様

寺宝 お京さんの肉髪付鉦の緒

 

ここに訪れる度に、深い仏様の慈悲を感じる。

仏罰は、人を導く。

 

導かれているのは、当人だけでなく、大勢の人々でもある。

多宝塔

徳島珈琲 いいですね

 

この度は、立江寺で打ち止め

駅に向かうと駅舎がない、、、。

 

記念写真

いつも一人旅なので、写すのも慣れました。

次は、12月26日〜27日

立江寺〜鶴林寺です

続く