その昔
在学中に聞いた不確かな話ですが、
私の出身高校に
あの大物歌手も
かつて通ってたという噂話がありました。

実は
うちの会社の社長も同じ高校で
最近その話題が持ち上がりました。

が、真相は
やはり不確か。


永ちゃん、
実際のところ
どうなんでしょう?
  
    マイク











今回は
両親のことについて保存していた件を
覚え書きのようにまとめた内容です。














かなり遡った話からになります。



4月25日夜
母が寝床に入る時、足を引っかけて尻もちをつき、痛みに耐えながらもその日は就寝。


翌朝 ( 日 ) 
起床時にまだ痛みがあり、起き上がれない母を
強引に引っ張る認知症の父。

痛みは更に増す。

たまらず母は私にヘルプの電話をかけてきて、
かかりつけの病院に連れて行く。

検査の結果、骨折。

骨の名は忘れましたが
お尻の骨です。

で、
そのまま入院となりました。

リハビリも含め、
順調に快復すれば
1ヶ月ほどで退院できる
と主治医は話す。

それと
もうそろそろ介護のことを考える時期だと主治医は話す。


主治医は
父の認知症の事も
ご存知の様子。


同席していた父は、
話を聞いても
なんで入院するのかすら
終始理解できていないみたいだし、
説明してもすぐ忘れる
の繰り返し。

おまけに
マスクをすぐ外して
ポケットにしまい、
していないことを医師に注意されるの繰り返し。


新型コロナウイルス対策で、お見舞いもできない事を聞いた父は
『かあちゃんはコロナになったんか?』
とか口走るしチーン


こちらの方が
介護が必要な時期なのかもしれないと、
頭の中はだんだん
いっぱいいっぱいに満ち始める私汗





母の入院は
病院を信頼しているので割と安心してましたが、
問題は認知症の父。


『一人で大丈夫!』
と本人が言うので
しばらく様子を見てたら、やはり大丈夫じゃなかった。


実家に行くと
まず
スーパーで買ったと思われる弁当がテーブルの上にあり、
賞味期限切れの弁当が
冷蔵庫に数個。
レンジの中にも弁当。
こちらも賞味期限切れ。

野菜等も腐ってたし、
妹がいろいろと分別した結果、
ほとんどの食材が
ゴミ袋に放り込まれた始末。

父一人では
自炊等は絶対にできないと、
この時確信しました。





母の入院は
思ったより長引き、
1ヶ月経っても今ひとつ不安な状態。

母は
主治医や看護師に
退院に踏み込めない別の理由を告げていた。

“入院前、
父は母に手をあげていた”
らしい。

私は
母の主治医から呼び出され、その事を初めて知りました。


私がまだ小さい時にも
父が手を出していたのを
記憶していますが、
認知症の影響か
今頃になってまた...


“ 退院前に様子見の意味で外泊をしてみましょう ”
病院側が提案し
話がまとまりました。

それと、その日は
本格的に介護の件を進めるべく妹も役場に出向いており、
主治医達と話してる最中
すぐにその波動が伝わって来ました。

手始めに
どれほど人の手が必要か等
両親の介護度を調べなくてはならないらしく、
役場の人が父母双方に会いに来ることが急遽決まりました。

妹の機動力は
私の想像以上です。




まずは父。

妹立ち会いのもと、
役場の人がいろいろと父に質問するのですが、
こういう時にかぎって
父は質問の一つ一つに
キチンと答えるのでした真顔

これには役場の人も拍子抜けのようで、
『ほんとに認知症?』
と、疑問を口にするほど。

父も
初めましての人の前だと、
ある程度猫をかぶるとこ
確かにありましたから笑い泣き



入院中の母のもとにも
役場の人は来たようで、
こちらは判定材料として
人工透析、
弱った足腰、
遠い耳
等のことを質問されたそうです。


それぞれ介護に関係ありそうなネタを役場の人は持ち帰り、
あとは審査の結果を待つことに。





5月30〜31日、
母外泊の日。

私も一緒に泊まる条件で、許可がおりました。

実家に行くと
また弁当が増えていました。

父の頭には
〘 買い物=弁当 〙
の図式が根付いているようですねずみ



立て掛けてある
まな板の脇にゴッキー発見!

まな板の後に隠れるゴッキー。

まな板をどけると、
およそ円形にスクラムを組むゴッキーの群れ!

ゴキブリ大丈夫な私でも
「おっっとー、おいおい」
と、少しビツクリハッ



母も想像を絶したようで、
やはり自分がいないとダメだなと、つくづく痛感したようです。


翌日は
気晴らしに三人でドライブに行きました。

ドライブの最中
スーパーやコンビニを見つけると父は
『弁当を買う』
あせる

そりゃ
家の中は弁当だらけに
なるわなとお弁当お弁当お弁当


とにかく
新しい記憶はすぐに消えてしまい、
古い記憶はしっかり覚えてることが多いみたいです。




この日
三人でいる時は穏やかな雰囲気でしたが...

実家に帰宅後、少しの間
二人きりの時間を設けてみました。

私は一人買い物。






医者や看護師は
『父が母にまた手をあげるかもしれないので、なるべく長男さんも一緒に居てください』
と言ってましたが、
どうやら大丈夫だったようです。


夕方
病院に戻る時間になり、
またしばらくお別れの父と母。

お互い駄々をこねることもなく、玄関先で
軽く
『ほいじゃ、またね』
と、すんなり実家をあとにする母。


病院への道中、
母に感想を聞くと
『私がいないとゴキブリ屋敷になるね』
と、早いうちに退院する決心ができたみたいです。




と、
ここまでが確か梅雨時期までの話。




  つづく