私、トウモロコシです!・・・トウモロコシ賛歌 | kurouの鎌倉メモ

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 私、トウモロコシです。

 今人気の甘くて柔らかい「未来」という品種ではなくて甘くて粒がやや硬めの「ゴールドラッシュ」というとってもハッピーな名前なのです。

 数あるトウモロコシの中から、毎年私を選んで可愛がって育ててくれる私の主人というのは、自他ともに認めている、釣りキチならぬトウモロコシキチなのです。

 1年に8回もトウモロコシの種を蒔いて、考えられない発想で、それはそれは大切に育ててもらっているのです。

 1回目は家庭用のホットカーペットを利用して2月の初めに育苗箱に種を蒔き発芽させるのですが、自分で落ち葉を集めて作った腐葉土を、ふるいにかけたりして、最高の土を準備するのです。

 温度が低い時なので必要な苗の3倍もの種を蒔いて、健全な苗を一トンネル栽培分(120本)を確保するのです。

 発芽したトウモロコシはビニールハウスの中で3月まで育てるのですが、2月の下旬になるとトウモロコシを植える場所作りが始まるのです。

 堆肥や肥料を施してよく耕して平らにし、水を与えるために灌水チューブ(穴の開いているビニールホース)を入れ黒マルチを敷いて、ビニールを広げて敷いて、植えるまでに少しでも土の温度を上げておくのです。

 3月に入って天気のよい静かな日を見計らって定植してくれるのですが、トンネルの中に少し小さいトンネルまで作ってくれて凍るような外気からも私達を守ってくれるのです。

 トウモロコシは暖かい時期には、種を蒔いてから2ヶ月で収穫できるのですが、この時期だと約4ヶ月もかかってしまうのです。

 ただ、害虫もまだいないので消毒も1回もされなくて済むのです。

 6月中旬になって今年初めて収穫する時の主人の顔といったら62歳の子どもの顔で、私まで嬉しくなってしまいます。

 でも私の主人は最初の1本をトウモロコシが大好きだったおばあさんのために仏壇に供えた後、奥さんと仲良く味見すると、いつ収獲するかを決めて、今年初めてのトウモロコシを楽しみにしている人達に大部分を配ってしまうのです。<

 100本位のトウモロコシはたちまちなくなってしまって、私の主人と奥さんが食べてくれるのは、他人にあげられなかった出来の悪い仲間になってしまうのです。

 2月中旬から8月中旬蒔きまで8回作られるトウモロコシも、いつも朝早く収穫して、宅急便などで同じように配られてしまって、作っている本人以外の人が喜んでいるのです。<

 人が喜ぶ顔を見たいから作られているような私達ですが、私が嬉しいのは、強い雨や風だと倒れやすい私達をトンネルを作るときに使ったビニールのポールを一本ずつ刺して、倒れないように結わえてくれることです。

 台風が来る時などは垣根のようにして結わえてくれる人もいるのですが、風が強いと葉がちぎれてしまうので、トンネルの弓に結わえてもらってあるとゆりかごのような優しさで私達はあまり傷まないで済むのです。

 この事だけでもトウモロコシ博士と言って上げたい位なのですが、出来が悪くてどこへもあげられないトウモロコシでも一本たりとも捨てられないのです。

 どうにもならない私の仲間達は茹でられて主人と奥さんの手で一粒一粒丁寧にもがれて、鍋に一杯位もあるトウモロコシは、牛乳と一緒にミキサーにかけられ、布で絞られ、さらにジューサーで仕上げられて、主人自慢のコーンスープになり、ペットボトルに入れられて何本も冷凍されるのです。

 また、ラジオの番組で森山良子が「北海道でとってもおいしい干しトウモロコシを食べた事があるけれど、どこかで売っていないのかしら」と言ったのをヒントにして、茹でて粒にしたトウモロコシを直ぐに太陽でしっかりと乾かして、干しトウモロコシを作っていました。

 干しトウモロコシを初めて食べた人が噛みしめた後、おいしそうな顔をするのを、うれしそうに見ている私の主人を見ていると、私まで幸せいっぱいの気持ちになってくるのです。

 主人はまだ62歳、あと20年はがんばるぞなんて言っていますが、「それならばもっと体を大事にしてよね」って声が出るのなら言って上げたくて仕方ありません。





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