大腸がんが見つかった2019年末から、隔年で年末年始を病院で過ごして来たが、今年は昨年に続き連続となり通算4度目の年末入院となった。

2週間ほど前から腹具合がおかしく、便秘気味で腹が減らなくなっていた。
大腸がんが見つかった時の初期症状と同じで、イレウスの様でもあった。

その時と違うのは、右腰骨の辺りに腫れた小腸が浮き上がり、発熱している事だった。

触診では小腸が腫れている感じなのだが、腫瘍のしこりにも似ているものだった。

この発熱が原因で腹水が溜まったり、腹膜炎を発症するリスクがあるのでCTによる検査を要請し、急遽 翌々日に予約をねじ込んだ。


検査結果は腫瘍ではなく、小腸が腫れており内部に膿が溜まっているかもしれないというものだった。

主治医の治療方針は、年末年始位の間は安静にして消化の良い物を食べながら様子を観るというものだったが、私は絶食して腸管を休ませる方が効果的だと感じていたが、絶食療法は入院が必須だった。

年末年始はベッドが空いているので入院し易く、会社の欠勤も少なくて済むので、時期的には最適だと考えて主治医に申し入れたところ、すんなり同意された。

週末の29日に入院する算段でいたのだが、仕事納めが28日だったのは誤算だった。
急ぎ会社に電話を入れ、入院準備の買い物を済ませて18:00からのリモート会議に間に合うよう出社した。

アパートに戻り大急ぎで持ち込む物を準備したのだが、準備が終わる頃には日付が変わっていた...