先日、小学生の息子が、てるてる坊主を作った。
その翌日に祖父母宅(私の実家)へ遊びに行く予定にしていたのだが、今は梅雨時期。
突然ひどい雨が降ることがある
遊びに行く予定日も雨予報となっていたため、
「当日、雨がひどければ延期しよう」と、私は両親と話していた。
道中が危険かもしれないから。
が、どうしても翌日に祖父母宅に行きたかった様子の息子。
寝る直前になって、「てるてる坊主を作りたい」と言い出した。
その気持ちは微笑ましいけれど、てるてる坊主を作ったからといって、全国的な梅雨空に変化があるとは思えない現実的思考のワタシ
「もう寝る時間だし、やめておいたら?」と言った。
「『作っても、てるてる坊主を作ったから絶対大丈夫!』とは、ならないよ。」と。
一軒の家でてるてる坊主を作ろうが、そんなものに左右される天気なんて、無いのではないか。
なんてドライに考えてしまう
これが未就学児なら、私も一緒にかわいくてるてる坊主を作って、「明日晴れになぁれ」とかするのも良いだろうけど、もう小学生だし。
お天気について(梅雨とか、前線とか)学ぶのも必要だろうし。
と思う私の心とは裏腹に、
息子は「もしダメでも良いのてるてる坊主を作る
」と、てるてる坊主作成を強行した。
そして、リビングの窓辺にてるてる坊主をぶら下げた。
そうしたら、まぁ、出来上がったてるてる坊主が
、何とも愛らしい。
まぁこれで息子の気が晴れるなら良いかと思い、
「じゃ寝ようか」と、気持ちよく寝室に向かった。
そして、翌日。
予報通り、朝から雨は降っていたけれど、そこまでひどくはなく、時折雨がやむタイミングもあった。
そして、雨がやんだタイミングで家を出て、無事に祖父母宅に行くことができた。
祖父母宅にいる間に雨が強まることもあったが、帰る時間にはまた小雨になり、夜には無事に帰ってきた。
無事に行くことができて、大好きなおじいちゃんおばあちゃんと過ごすことができて、息子はとても喜んでいた
てるてる坊主は、お天気を変えることはできなかったけれど、結果として、ちょうど私達が外に出て往復する時間は雨がやんだりしてくれて、無事に目的を達成することができた。
てるてる坊主、ありがとう。
そして息子よ、ありがとう。
「簡単に変わるわけがないでしょ」と大人が思うことも、ひたむきな思いで願ってみることは、良いことなのかもしれないな、と思った。
「無理」と決めつけずに、ひたむきに願い、自分ができることをすること。
それで結果がダメだったとしても、周りが先に勝手に「どうせダメだよ」などと言うのは、違うな、と思ったのだった。
子供って、すごいな。
「それは意味ないと思うよ」って止められても、やっちゃうんだもんな。
私には無いパワーを持っているわ。
経験則を駆使して生きる冷静な大人パワーも、私達大人には必要だろうけど、
ダメでも良いからやってみる!!頑張る!!っていうパワーも、持って生きていけたら良いのかもしれないな
ちなみに、そんな息子はおばあちゃんから
「願い事は、強く願えば叶うのよ」
って言われて、
「うん!!」と言うのかと思いきや、
「えっ。おばあちゃん…。
何か変な宗教でも入ったの?」
と、おばあちゃんを心配していた
いやいや、おばあちゃんは宗教入ってないよ!!!
大丈夫!!!!
そういうのを心配する知識はあるのね~。
笑ってしまったよ。