この空の向こう側 この道の向こう側-20090924203147.jpg

最近
嫌だ嫌だ病になっていた私。
めんどくさい病にも。


昨日、砂浜くんの家で待っていたら
今日も機嫌が悪いので、あたると思うから帰っていいよ
とメールがきました。

またあたられるのは本当に嫌だと思い退散することに。
一応果物くらいは食べさせないと、と
梨を剥いて置いておくことにしました。

梨をむきむきしつつ
色々と考えました。

そういうメールがくるってことは
自分のイライラが私に嫌な思いをさせていること
十分わかっているのだなぁと。

仕事に対してのイライラ
自分に対してのイライラで
今は全部が仕事に支配されているのかもしれない。


私も若いとき
仕事のストレスで体を壊しました。
いろんな人が励ましてくれましたが
私には届きませんでした。


言葉をかけてくれるほど
深い沼底に沈んでいくような気持ちでした。

なので、いつも砂浜くんのイライラに遭遇するたび
どんな言葉をかけていいのか
私は今ここにいるべきか
1人にすべきか
わからなくなっていました。

そして嫌だ嫌だ病。
めんどくさい病。


砂浜くんのために切った梨を
むしゃむしゃと食べながら
砂浜くんに
そこそこで残業を切り上げて帰ってくるように

とメールしました。

そして2人で私の友達がやっている
イタリアンレストランへ。
そこは船男さんたちメンバーの友達の店なので
砂浜くんは一度も連れて行ったことはありません。

でもなんか
お互いに違う緊張感みたいなものを感じたかったし
私の昔からの友達に触れてみてもほしかったし
なにより、おいしい食事を堪能してほしかった。

そして次はボーリング(笑)

木曜日に私が職場のボーリング大会があるので
練習したいからと。

砂浜くんは下手くそでした。
酔って足元がおぼつかずに
変な動きになっていました。

でも、いっぱいいっぱい笑っていました。


平日をこんなふうに過ごすのは初めてかもしれません。


帰って残りの梨を2人でつまみながら
楽しかったねぇと言うと
ありがとう、と砂浜くんは頭を下げました。

お互いに本当に楽しかったかといわれれば
違うのかもしれない。
お互いがお互いに少しづつ気を使って。


でも
何かが変わるかもしれない。

こんなことではもちろん何も変わらないし

それでも何も変わらないことでも
変わるかもしれないと思ってする行動には
意味があるかもしれない。

ただ嫌だ嫌だ病になっているよりは。

なんて。